若手俳優


「え、い、しくーん。エッチしよ!」
玄関のドアを開けた途端に来訪者は元気に言った。
「お前なぁ、誰かに聞かれたらどうすんだ」
英士の小言を無視しながら来訪者は中へ上がり込む。したり顔で笑う男は人気ドラマで主役を張っている横山仁。英士とは俳優仲間だ。
お互い女性からの支持を受けているが二人は体の付き合いがある。
「な、な?しようよー」
勝手に服を脱ぎ出す仁。英士が無視して冷蔵庫のお茶を飲もうとしたので、急いで寝室へと引っ張っていく。
「なんか緩いよな、最近」
「なんだよー。俺の穴がガバガバだとでも言いたいの?」
むっとした仁は英士をベッドへ押し倒した。
「じゃあ今日は俺が入れる」
「……っ」
仁は英士のパンツを下着ごと脱がせると、足首を掴んで股を開かせた。
「いやーん英士くんエロいっ」
「うるせーバカ」
仁は早速英士のペニスをくわえた。
先端を刺激していくと、だんだんと頭が上がっていく。
「ん、ふん…っはぁ…っ、ぁ…っ」
チュパッジュポジュポジュルッレロレロジュルッ
「あー、英士のちんこおいしー」
「お前バカなんじゃねぇの、あ…っ!」
仁は次に英士のアナルへ舌を這わせる。ベロベロ舐め回し、舌を尖らせアナルへくぽくぽと抜き差しすると、英士はびくびく反応した。
「我慢できないや、もう挿入していい?」
「痛いのは嫌だ」
「おねがーい」
仁は軽く言うと舌だけで慣らしたアナルに自分のぺニスを挿入した。
痛いといっても、英士はもう何度もアナルにぺニスを入れているのでなんとかぺニスは奥まで入っていった。
「あーっ、あっ、あんんっ」
「あぁ、久しぶり。すんごい気持ち良いよ、英士」
仁は早速腰を動かす。英士は乗り気ではなかったくせにいざ行為が始まると感じている表情を見せつけて喘いでいる。
「あっあんっ、はぁっあぁっあぁっ!」
「キツキツーっ、最高」
仁は手を英士の肌へと滑らせ乳首を弄る。英士は真っ赤な顔をしながら目を閉じ快感に耐える。
「あっ!ぁんっあっあっあっあっ!」
パンッパンッグチュッパチュッパンッパンッ
「そういや英士の新しい写真集見た。すんごいセクシー。俺抜いちゃったもん」
「エロ本の代わりにすんな…っあぅっんんっ」
「そしたら本人とシたくなっちゃってさ」
「あぁっあっあっあーっ」
仁が体を倒し英士に口付ける。息を荒げながら英士は舌を絡ませた。
「はぁ…っイキそう」
英士はそう言って激しく腰を動かした。上を向いて息を吐く。ペニスからは精液が飛び出し、英士のアナルに注がれた。


「久しぶりにさぁ、3Pしたくない?」
事を終えてから、仁は隣に寝転ぶ英士に言った。
英士は性欲がやたらと強い俳優仲間を一瞥する。
「祐二のちんこで掘られたいなぁー」
「あいつは今誰かさんに夢中だから無理だな」
英士の言葉にちぇ、っと仁はこどものように唇を尖らせた。
「英士の知り合いとかにさぁ、いい感じの奴いないの?」
仁はつまらなさそうにしながら、英士のネックレスを指先で弄った。
英士は今までの人間関係を頭の中で巡った。
「…そういや、中学ん時の同級生にすげーかっこいい奴いたな」
「えっマジ!?」
英士の言葉に反応した仁は身を起こす。
「輝きが違ったもんなーあいつ。卒業してからまったく会わないけど」
「名前なんて言うの?」
「んー…、なんか、F1レーサーみたいな名前だった気がする」
「なにそれ」
曖昧な言葉にまた唇を尖らせる仁。英士は身を起こしその尖った唇にキスをした。
そしてそのまま仁を押し倒す。
「なんだよー」
「やっぱ入れたい」
英士は仁のアナルにペニスを擦り付けた。
「あんっやーん」


若手俳優二人の夜は長い。


back

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -