真木


東雲を永久指名した専務の藤里に呼び出された真木は、不思議に思いながら部屋へ向かった。
「いや、よく来てくれた真木くん」
「あっあっ専務っんぁっぁあっ!」
東雲の代理でもさせられるのかと思いきや、入ってみると藤里は四つん這いになった東雲のアナルにずっぽりペニスをハメている。
「やっあぁっ真木さんの前でっあぅっ恥ずかしいですぅっあぁんっ」
「そんなこと言って締め付けてるじゃないか」
「………あの、用件は…」
二人で楽しんでいる様を見せつけられて若干引きながら真木は訊ねた。
藤里はとくに腰を振るのをやめず口を開く。
「実は社内に一人困った子がいてね、彼仕事は出来るんだが性格っていうか、人間性がちょっとね…。クビにしたいところなんだが、なんせ彼の力は必要なもんだから…、くっ、ぁ、出すよしの」
「あっあんっ中ぁっ出てるっあぁんっ」
「はあ……」
びくびく震える東雲のペニスから精液がびゅるっと飛び出した。
藤里は満足そうな顔を浮かべて真木の方を向いた。
「君の力で更正させてほしいんだ」



問題の社員は柳川といった。
去年入社してきたばかりの若い男で、藤里の言う通り仕事は出来るのだが自分の好き勝手に動くような人物だった。
意見がぶつかれば相手を殴り怪我をさせ、頭にくることがあれば物に当たり、上司や先輩に対しても乱暴な発言をする。無断欠勤や遅刻も少なくない。
社会人としては最悪の男だが、彼の力により仕事が良い方向に進むこともあり、皆が強い口を出せないでいるらしかった。
処理課に勤めて長いが、真木は更正を頼まれたのはこれが初めてだった。

「柳川くん」
まず柳川を見つけることが困難であった。
彼のデスクはあるものの、いくら張ってもそこには戻らない。
社内を探しまくりやっと見付けたのは誰も近寄らない非常階段だった。
煙草を吸いながら柳川は真木を見た。
目付きが悪く、絵にかいたような不良の顔をしている。
携帯灰皿も持っていないのか、階段に吸い殻が捨てられている。
「誰だよお前」
そう言った柳川は真木の格好を見て処理課だということにすぐ気付いた。
「あぁ、オナホか」
噂通り、柳川の発言は耳を疑うものだった。
もしこれが久遠に知られたら殺されるだろうな、と真木は思いながら柳川の隣に座った。
「そんな言い方しないで」
「ザーメン臭ぇから近寄んなよ」
ただの数分で柳川の問題さを思い知る真木。
しかしこんな男だからこそ処理課がないと生きていけない体にしてやる、なんていう闘志が燃えた。
「処理課に処理頼んだことないの?」
「そういうの興味ねぇから」
「え?エッチなことにも?」
「ねぇよ」
真木は臆することなく柳川のペニスをスラックスの上から撫でた。
むしろ柳川が驚く。
「おい、きたねぇ手で触んな」
「おちんちんおっきいのに、勿体ないよ」
「触んなって言ってんだろ、気持ち悪い」
真木は柳川の口から煙草を取り上げて火を消した。
また文句を言おうとする柳川の口にキスをする。
柳川は案の定暴れるが、真木はそれを押しきりキスを続ける。
真木も男だ。柳川よりも年上ということもあり力は勝っていた。
柳川は状況に動揺していた。
突然真木が話しかけてきたことも謎だったが、見下していた処理課の女みたいな顔をした真木の力がやはり男の力だったこと、そして今どちらかというと襲われているということ。
隙を見て、蹴ろうか殴ろうか、とにかく手を出さなければ、と柳川は考えるが、社会人になったばかりの柳川にとって真木のキスは刺激が強すぎていた。
力が入らなくなるくらい真木のキスは濃厚なものだった。
あの柳川がおとなしくされるがままであった。
真木はキスをして柳川を黙らせながら、手を滑らせ柳川のペニスを撫でた。
お世辞ではなく、先程本人に言った通り柳川のペニスは大きい。
まだ反応していないのにこの大きさとは、期待できそうだった。
ベルトに手をかけると、柳川の手が真木の手を掴んだ。
抵抗であった。
真木はキスをやめて柳川の耳元で囁く。
「だめ?」
柳川は息が上がっている。はぁはぁと言いながら、真木を睨み付けた。
「離れろ、変態」
「悪い口、」
真木は触れるだけのキスをした。
そして柳川から離れ立ち上がった。
柳川は真木を見上げる。
「またね」
真木はとりあえずその場を去った。
今日のそれは、真木にとってほんの挨拶に過ぎなかった。

真木はそれから、柳川には近付かなかった。
代わりに柳川に見せ付けるように他の社員の処理をした。

「あっおっおぁっ真木さんっ先っぽクリクリ擦ったらぁっ!おぁあっ!」
「ほら、真木の手の中にいっぱい精液出してっ」
「真木さんっ今吸ったら出るっ出る出るっ!」
「んんっおいひぃっんっんっ」
「真木さん俺のもっ俺のちんぽも舐めてっ」
「あっんん、もうっ、順番だからね、あとでいっぱいぺろぺろしてあげるからぁっ、んぁあっ」

柳川がデスクにいる時は目の前で、トイレにいる時は個室のドアを開けっぱなしで、廊下で、会議中で、いろんなところで処理をした。
最終的には、柳川のさぼり場所である非常階段に他の社員を呼びつけて処理をした。
「真木さんっ真木さんっあぁっ真木さんのアナルっ中っあったかいっ俺のちんぽっ包まれてっあーーっ最高っ真木さんっ!」
「あっあんっおちんちんっすごいよっあぁん奥まで届いてるっあぁんっ」
「真木さんっ俺っ頑張って良かったっ誉めてっいっぱいっアナルで褒めてぇっ」
「あっんんっおつかれっあぁん頑張ったねっ真木の中っいっぱい出していいよっああっあっあんんっ」
「…………」
真木は階段の上から見下ろす柳川を見た。
そしていつもよりわざと高い声を出した。
「あっあんっいいよぉっさいこぉっあはぁんっもぉっ真木もっイッちゃうっあぁんイクっイクぅっ」
真木が射精すると、柳川は黙ってその場を立ち去った。


翌日、柳川が遅刻をした上仕事もせず仮眠室にいると聞き付けた真木は、早速そこへ向かった。
本当にベッドの上で寝ている柳川の上に跨がり顔を近付ける。
「柳川くん」
名前を呼ぶと、柳川はうっすら目を開けた。
「おはよう」
真木が微笑むと、柳川は眉間に皺を寄せた。
「なんだよ公衆便所…近寄んじゃねぇ」
「あいかわらず悪い口だね」
真木はまた柳川にキスをする。
はじめは抵抗を見せたがやはりしばらくするとおとなしくなる柳川。
真木は前と同じようにキスをし続けた。
そしてまたスラックスの上から柳川のペニスを撫でる。
柳川は勃起していた。
真木はベルトに手をかける。
柳川は真木の手を掴まなかった。
抵抗しないので真木は脱がしていった。
下着をずらすとたくましいペニスがびくびくと脈打っていた。
「すっごく大きいね」
「見んなよ」
真木は体勢を変えて、柳川の顔の両側に膝をついた。
真木が顔の上を跨いでいるため、シャツの中が丸見えになった。
真木は柳川に見せ付けながら、アナルに指を入れた。
朝から慣らしてあるアナルは簡単に指を飲み込んでいく。
「あっ、ぁっ…ぁん、あぁっ」
指を出し入れする。
指が入って抜ける度にヌルヌルと濡れている。
くちゅくちゅと音が鳴る。
「ぁっぁんっ、んっ、…はぁんっぁぁっ」
真木の指が増えていく。しかし何本になってもアナルは簡単にくわえこんでいった
くねくね腰をゆらしながら真木は喘いだ。
「ぁんっ、あっあぁっ、ふぁっ…ぁぁんっ」
真木は柳川のペニスを見る。
ペニスはまるで違う生き物のようにびくびくと動いて、先っぽからは涎のようにだらだらと我慢汁が流れている。
真木の中に入りたくて入りたくて仕方がないのだ。
柳川は口に出さないが真木にはそれがわかった。
しかし今回の真木の仕事は処理ではない。
柳川の更正なのだ。
「はぁん…っ」
真木は指を抜いた。
「柳川くん…」
「……」
「真木の中におちんちん入れたい…?」
柳川は答えない。
真木は尻に手を回してくいっと尻肉を上げアナルを見せつけた。
いやらしい色をしたアナルがひくひくと疼いている。
柳川が今まで目撃した真木の処理の様子が頭に浮かぶ。
「っ、」
柳川は言葉には出さなかったが入れたい衝動にかられた。
体勢をかえて真木を押し倒して、ひくつくアナルにペニスを当てた。
しかし真木は柳川のペニスが入る前にアナルを手で隠した。
なぜ、という顔をする柳川に真木は笑顔を向ける。
「まだ、ダメ」
「……」
「柳川くん、処理課のことバカにしたでしょう」
真木の言葉に柳川はばつの悪そうな顔をする。
「…謝る」
「それから、結構いろんな人にも迷惑かけてるでしょ」
「………」
「遅刻したり無断で休んだり、暴力振るったり…ちゃんとしないとだめだよ」
柳川は我慢できない、といった顔を見せる。
真木は折れない。
「今までのこと、全部謝って、直して、お仕事ちゃんと出来たら、真木の中に入ってもいいよ」
「なんだよそれ、」
「それまではダメ」
真木はそう言ってベッドから下りた。
柳川が目で追うと、真木は隣のカーテンで仕切られたベッドの方へ入っていく。
隣には他の社員がいたらしい。
真木と社員の影だけが見える。
「おまたせ」
「真木さぁんっ待ちくたびれたよっ早く入れさせてっ!」
「あんっもぉっせっかちなんだから…っ、あぁんっ!」
「うぁあー中やばっ、すげぇー」
パンパチュッパチュッグチュッパンパンパンッヌチュッ
「あぁんっあぅっやぁんっいきなり激しっあぁんっあんっあんっあんっ」
四つん這いになった真木の後ろから激しく社員が腰を振る。
「……っ、」
柳川は二人の影と声、音の中で一人で抜いた。



真木は藤里に呼び出された。
部屋へ行くと東雲を顔の上に乗せ圧迫されながらアナルを舐め回す藤里がいた。
「んやー、へーのけふのこほらがちゅぱっれろっれろんっくちゅくちゅちゅぱっじゅるっ」
「あっあんっやぁんっ専務っあぁんペロペロいやぁんっ」
「ちゅぱっほふはっへふへはへっぢゅるっちゅぱちゅぱちゅぱれろんっれろんっ」
「あぁ〜んっ舐めながら喋っちゃだめですぅっあっあぁんっ」
あいかわらず二人は楽しんでいる。
「専務、すいませんが何言ってるかさっぱりわかりません」
ビンビンになった藤里のペニスを見ながら真木は言った。藤里はしぶしぶ東雲の体をどかして口のまわりをべちゃべちゃにしたまま座り直した。
しかし懲りずに隣に座る東雲のペニスを擦り出す。
「あっあんっ専務っあぁんっ」
「いやね、この間の柳川くんの件なんだが」
「はい」
「いやぁ、よくやってくれたね。何をしたかは知らないが、彼は最近ずっと真面目に出勤して態度も一変したそうだ」
「あっあんっ専務っあぁんおちんちん弄っちゃだめですぅっ」
「君に頼んで良かったよ」
「ありがとうございます」
真木は一礼する。
「あぁんっ専務っ真木さんばっかり誉めてずるいですっあんっしのは?しののこと忘れちゃだめですっ」
「なに言ってるんだ、私の一番はしのだけだよ」
「あんっ専務っ大好きぃっ早くおちんちんくださぁいっ」
二人は真木のことを放置しちゅぱちゅぱ音を立てながらキスをした。
そしてそのまま自分の上に座らせた藤里は東雲のアナルにペニスをはめる。
「あんっあんっいいっあぁんっ気持ちいいですぅっおちんちんっおちんちんいいよぉっあひぃいんっ」
「…………」
人の行為を見せ付けられるという気分を味わった真木は、この間の柳川に対する自分の行動を少し反省した。


「柳川くん」
非常階段へ行くと、柳川が座っていた。
しかし以前と違うのは煙草ではなく缶コーヒーを手にしているところだ。
下に吸い殻も落ちていない。
真木はつい笑顔になる。
柳川は赤い顔をした。
隣に座ると柳川は真木を見た。
「あんまり、近付くなよ…」
「どうして?」
「……」
柳川は目をそらしてだまりこんでしまった。
「柳川くん、本当にいろんなこと直してくれたんだね」
「……」
「そんなに真木とシたかった?」
「ち、違っ、」
慌てる柳川のペニスを真木は撫でる。
勃起していた。
「お待たせ、柳川くん」


「うっ、はぁ…っ、あっ、うう…っ」
「煙草までやめてくれたんだね、ありがとう」
真木は柳川のペニスを両手で優しく擦りあげる。
期待していた柳川のペニスはローションでも使ったのかというほどヌルヌルになっていた。
「おちんちんずっと我慢してくれてたの?誰かに処理頼んだ?」
柳川は首を横に振る。
「くっ、あっ、真木さんが、いいから…ぅ、おれ…、あぅ…」
「ほんと?嬉しい」
真木はちゅっと柳川のペニスの先にキスをした。
そして大きく脚を開き、尻肉を自分で掴むとアナルを柳川に見せ付けた。
いやらしくひくつく真木のアナル。
あの時と変わらないピンク色。
柳川の目に焼き付いていたアナルが目の前にある。
柳川は飛び付く勢いでペニスを挿入した。
「ぁぁああんっ!」
ぞくぞくっと快感が真木の体を走る。
「真木さんっ、んあっ、あっすご…っ絡み付く…っ!」
柳川の表情は蕩けていた。
真木のアナルに包まれたペニス。
今にでも射精しそうな勢いだった。
「あっあっおっきいっ柳川くんのっおちんちんっ真木の中満たしてる…っ!」
「真木さん…っ!」
柳川は腰を振る。
カーテン越しに見た社員の動きを思い出す。あんな動きでは、我慢できない。もっと、もっと、もっと。
柳川は今まで溜めていた分激しく突き上げた。
「あっあっあっ!柳川くっあぁんっすごっあぁんそれっあはぁんっおちんちんっすごいよぉっ!あぁっあんっあんっ」
「真木さんっ真木さんっ」
「ひぁあっあんっあんっ柳川くんのっおちんちんっあはぁんっ今まででっ一番っいちばんだよぉっ!あぁんっあっあっあぁああんっ!」
パチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュンッ
グリュグリュッズコズコズコズコッズリュゥッパチュン
柳川の激しい突き上げに、真木はたまらず射精する。
びゅるっと飛んだ精液は腹にかかった。
「あっあんっやだっ先イッちゃっあぁんっごめんねっあぁんっ良すぎてっあはぁんっあぁんっ」
「真木さん、あっ、中っうねってる…っ!」
柳川は真木の片脚を上げ、それに抱き付きながら腰を振る。
「あふっひぅあっあっ奥っ柳川くんのおちんちん奥まできてるっあぁぁあんっ」
グチュッグチュグチュヌパンッヌパンッヌヂュッズコズコッグリュングリュンッパンパンッ
「ま、きさっ、俺っあぅ、出そ、あっ中、に、出る…っ!」
「あっきてっ中っ奥の奥までっ柳川くんの精液っいっぱい注いでぇっ!」
「真木さん…っ!」
柳川は中にハメたまま真木の中に大量に射精した。
中でドクドク脈打つ感覚に真木は震える。
「あっあっ柳川くんのっいっぱいっはぁ…っさいこぉ…っ」
柳川はずるっとペニスを抜いた。
そして今度は自分から真木にねっとりとキスをする。
「真木さん、俺、これからも、真面目に仕事するから…、だから…っ、」
真木は必死の表情の柳川に笑顔を向けた。
「うん、真木がいっぱい、柳川くんのおちんちん褒めてあげるね…っ」


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