ASB3位:久遠千秋


処理課へ入ろうとしたところでいきなり尻を撫でられた久遠は、反射的に持っていた木刀で振り払おうとしたが手応えはなかった。後ろに立っていた男は笑いながら手を振った。
「!お前、」
「久しぶりだな久遠。てかなんで木刀持ってんの?」
久遠は男の顔を見て驚いた。
尻を撫でたのは出張で海外へ行っているはずの同期の常磐だった。
常磐はひょこっと顔を出し処理課の中を覗く。指名待ちの何名かが常磐に会釈する。
「かわいーのいっぱいいんじゃん。処理してもらいたいなー」
常磐の言葉に久遠は処理課の扉を勢いよく閉めた。常磐が急いで顔を引っ込める。
「うちの可愛い部下にてめぇみたいな糞ちんこの相手させてたまるか」
睨み付ける久遠に対して、常磐はへらりと笑みを浮かべる。
「でも…結構溜まってるんだよねー。外国人とは合わなくてさぁ」
常磐はガンを飛ばす久遠を気にも止めずまた尻を撫でた。
「課長さん直々に、してくれます?」


鍵を掛けた会議室で、久遠は渋々処理を行うことにした。
下半身だけ脱ぎ、机に手をつく。常磐は久遠の腰を掴みペニスを挿入していった。
「ん……っ、んん…」
常磐のペニスの大きさに久遠は眉間に皺を寄せた。
「お前、見かけによらず中トロトロだな」
「うるせぇ糞バカ…!」
常磐はゆっくりと抜き差しを繰り返す。ヌチャヌチャと音がした。
「っ、ん、ぁ……、ん、ん…っ」
かすかに久遠の声が漏れる。
「もっと鳴いてよ」
静かな久遠に常磐が注文する。
「てめぇが下手すぎて声も出ねぇんだよ」
「ふぅん」
久遠の返事に常磐は笑った。
そして途中までゆっくりと抜いていたペニスを、思いっきり奥まで入れ突いた。
そして久遠の感じるところを目掛けてグリグリとちんこで刺激した。
「んぁっ」
久遠の体がビクビクッと震える。常磐は得意気にそこをまた突いた。
「あっ、あっ」
「どう?久遠。気持ち良い?」
「き、気持ち良いわけ…っねぇだろ!」
「強情だなーお前」
グリュッヌヂュックチュグリグリグチュッ
「ぁっ、そ、そこばっか…っやめろ…っ!」
パチュンッヌチュッグリグリグチュッグリュッ
「く、そ…、常磐…っ、ん…っ」
しつこいくらいに常磐は同じところをずっと突いた。久遠はビクビク震えながら刺激に耐える。
「早くイけよ…っこの糞ちんこぉ…っ!」
「あともーちょい」
常磐は激しく腰を振った。パンパンとぶつかり合う音が会議室に響く。
不本意に漏れる声を悔しく思いながら久遠は突かれていた。
「あ、イきそう」
「早く出しやがれ…っ!ぁっ、んぁ」
常磐はぶるっと震えてから射精した。久遠の中に注がれていく。本当に溜まっていた常磐の精液はいっぱいだった。
「ぁ…っ、う…、んん…っ!」
久遠も内腿を震わせながら射精した。
処理で自分の方も射精することなど久しぶりだと、ぼんやりした頭の中で久遠は思った。
「なーんだ久遠。お前やっぱ気持ち良かったんだろ」
久遠の射精を見届けた常磐は面白そうに言う。久遠は常磐の足を思いきり踏みつけた。
「いたっ!」
「黙れ糞ちんこ!さっさとそのくだらねぇもん抜きやがれ」
久遠が怒鳴るが常磐は気にすることなく、逆に久遠を後ろから抱き締めた。
「抜かなーい。このままもっかいやろーぜ」
かぷ、と耳を唇で噛まれて久遠がぞぞぞっと体を震わす。
「調子乗ってんじゃねぇーっ!!」



結局その会議室は、一日中鍵がかかっていたという。


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