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アイ・アム・ヒーロー


 神野の悪夢。これが、名前の人生の中で最大の分岐点であったのだろう。

 爆豪を連れて逃げようとする敵連合と、その手から逃れようと個性を発揮する爆豪。そして、その近くでは、オール・フォー・ワンとオールマイトが激闘を繰り広げている。そんなカオスな現場にただ1人、名前は取り残されていた。渦中に巻き込まれながらも、彼女は何処までも部外者だった。
 どうしよう。名前の頭の中はそれ一色だった。世間体、人としての正しさと良心。敵連合への情。それらがせめぎあい、名前は身動きが取れなくなる。答えは見つからない。そんな名前の姿を爆豪は視界の端で捉えていた。

 その時だった。破壊し尽くされた周囲のなかでもまだ原型を残していた壁が崩される。そこから飛び出してきたのは、氷の山。それを道のように駆け抜ける小さな影。それは、大きく空を飛んだ。夜の闇の中、名前たちの頭上を爆豪と年変わらぬ青年三人が浮かんでいた。

「来い!!」

 空から力強い声が聞こえた。1人の青年がこちらに手を伸ばしている。名前はそれをぽかんと眺めていた。しかし、止まった思考を置いていくかのように、名前の体は突如ふわりと浮いた。

「!?」

 何かが体に巻きついている。足が地面から勢いよく離れ、名前の視界は幾分か高いところに持っていかれていたのだ。
 我に返って今の状況を確認してみると、名前は爆豪に抱えられており、彼の爆破の個性により空を飛んでいた。敵連合の手から逃れていた彼は運良く丁度名前の近くにいたらしい。なので、彼は咄嗟に素早く判断した。どうすればいいのか迷っていた名前をここから連れ出すため、迷いなく彼女の身体を片手で抱え込み、空いた手で爆破を起こし、空へと飛んだ。
 飛んだ先は1度きりのチャンスを作り出したクラスメイトの元だ。

「……バカかよ」

 伸ばされた切島の手を爆豪は掴んだ。

「あ……」

 遠ざかっていく敵連合の仲間たち。皆こちらを唖然とした顔で見上げていた。トガが小さく名前の名を呼ぶ。死柄木はその赤い目を大きく見開かせていた。
 名前はそんな彼らの姿を見て、思わず手を伸ばす。何かを叫ぼうとしたが、焼けた喉ではそれは言葉にならなかった。
 待って。待ってよ。まだ答えは見つけられていない。彼らとの思い出が頭の中に駆け巡る。こんなに早く唐突に別れが来るだなんて思ってもいなかったのだ。いつまでもずっとあのバーで皆で笑い合えるのだと。そう信じていたのだ。
 好きだった。そばにいたかった。彼らの隣にいたかった。なのに、どうしてなのだろう。そんな囁かな望みさえ、どうして叶えられないのだろう。何故許されないのだろう。何故、名前は迷ってしまったのだろう。答えは考えなくてもこの手の中にあったのに。何故、人は失ってから気づいてしまう生き物なのだろうか。

「爆豪くん、俺の合図に合わせ爆風で……」
「あぁ!?手が空いてねえわ!」
「その女性は一体?」
「クソカス連合にいた。敵じゃねえよ」

 名前の体を抱える爆豪の手の力が強くなる。ずっと背後を見つめ、ただ手を伸ばす名前の体を離さぬようぎゅうっと抱きしめた。でなくては、彼女が爆豪の手を振り解いてあの場所に戻ってしまう。そんな予感がしたのだ。

 途中で敵連合の追跡があったが、Mt.レディやグラントリノの妨害により、爆豪と名前は無事に敵連合から奪還された。
 後戻りは出来なくなってしまった。もう敵連合と顔を合わせることは無いだろう。もし、運良くそのようなことがあったとしても、あの頃のようには戻れない。そう確信していた。
 「大丈夫ですか?」と心配そうに尋ねてくる青年達の言葉に、名前は何の反応も示さず。ただ静かに涙を零していた。そんな名前の手を爆豪は握っていた。この悪夢の夜が明けるまで。ずっと、ずっと。

 名前の選んだ道はいつもの日常だった。それは、果たして幸運なのか、不運なのか。名前には分からなかった。





 爆豪は大きくため息をついた。そして、額に青筋を浮かばせる。しかし、これはいつものことだ。

「遅くなってごめんね、爆豪くん」

 爆豪の様子をチラチラと見ながら、眉を下げて謝る名前。この女はこれが何度目の遅刻なのか、果たして理解しているのだろうか。
 待ち合わせに選んだ場所は大型のショッピングモールだ。そこには、大きなクリスマスツリーが飾られており、モール内も煌びやかな装飾で綺麗に飾り付けられていた。道行く人達も皆笑顔で楽しげだ。よくよく見てみれば、家族連れやカップルが多い。12月上旬、クリスマス前に世間は何処か浮き足立っていた。
 キラキラとした世界の中、爆豪は1人、時計の長い針が1周するまでの間ずっと待っていた。沸き起こる怒りを静かに耐えながら。いくら待てども約束をしていた彼女の姿が現れなかったのだ。心当たりは非常にある。だからこそ、モヤモヤしながら、イライラしながら、じっと待っていた。彼女が無断で約束をすっぽかすような人物ではないことを理解していたからだ。だが、ここまでの道のりの中、どんな目にあっているのかと想像すれば、どうも落ち着かなくなる。いい加減迎えにいかねばならぬか、だが、入れ違いになるのは避けたい。そんな葛藤に苛まれていると、彼女はひょっこりと現れた。びくびくとしながら、申し訳なさそうに顔を俯かせながら。それから、先程の謝罪に繋がる。

「で、今回は何があったんだよ」
「道歩いてたらね、上から花瓶が落ちてきて!頭から血がダラダラ流れてきて病院に連れていかれたの!早めに家を出たんだけど、結局遅れちゃった……ごめんね、爆豪くん」

 そう言って、肩を落とす彼女の頭には包帯が巻かれていた。顔にも切り傷が残っており、鼻の頭には絆創膏、頬には大きなガーゼが引っ付いている。相変わらず不運なようでボロボロである。
 今日爆豪が会う約束をしていた彼女は、名前だ。彼女とは神野の悪夢から、なんだかんだ縁があり、こうして個人的に会うくらいには親交を深めていた。縁と言っても、不運な目にあって助けを求める名前との遭遇率が異様に高かっただけなのだが。なんとも奇妙な縁である。それが、こうして続いているのだから、爆豪自身不思議に思う。

「ちっ……てめえのそれはどうにかなんねえのかよ」
「どうにかなったらこんなことにならないよう」
「だろうな」

 鼻で笑ってやると、名前はむっと眉を釣り上げた。しかし、遅刻したという罪悪感があるからか、文句は飲み込んだようだ。賢い判断だ。

「腹減った。早く行くぞ」
「あ、うん」

 背を向けて歩き出せば、後ろから慌てて着いてくる気配を感じた。手を伸ばせばあっさりと届きそうな距離。彼女は当たり前のように爆豪の横に並んだ。その距離の近さはここ数ヶ月の間で、2人が作り出したものだ。
 ちらりと視線を向ければ、相手も同じようにこちらを伺っていたらしい。さっきまで情けない顔をしていたくせに、にぱっとした明るい笑顔を向けられた。それが気に入らず、舌打ちをこぼす。そして、届きそうな距離を届く距離に変えて、がら空きだったその手を乱暴に掴み取った。

「……冷てえ」
「外は寒かったからね!」
「手袋は」
「病院で外した時になくしちゃった」
「アホが」
「う、私、年上だからね?」
「知るか」
「ひどい!」

 爆豪は名前と会う時、彼女の手を握るようになった。理由は簡単。神様に嫌われているんじゃないかと、ちょっと可哀想に思えるほどの不運の数々。それらから、彼女を素早く守るためだ。彼女の巻き起こす不運たちは、爆豪が怒声を上げることさえも億劫になるくらいに酷かった。恋人でも家族でもないというのに、小さな子供のように異性と手を繋ぐなど、爆豪としても耐えられない所業ではあるが、目の前で不運のタイフーンを引き起こされるよりは遥かにマシである。ボロボロになった名前を病院に連れていく度に、「またこいつか」と言いたげな顔をする医者を見て、こちらもげんなりとしたのは記憶に新しい。
 とはいえ、彼女が引き起こすのは不運だけじゃない。目を疑うような信じられない幸運や、小さなささやかな幸運をも持ってくる。爆豪は名前と会う度に目が回るような不運と幸運の嵐に巻き込まれていた。

「でも、爆豪くんの手はあったかいね」

 そう小さく呟いた名前の目は優しく細められる。その瞳は今隣にいる爆豪ではなく、何処か遠いところを見ているような気がした。爆豪を通した誰か。それが気に入らず、爆豪は名前から視線を逸らした。そして、握った手をそのままコートのポケットの中に突っ込んでやる。横から「ひぇ、あったかい」と呑気な声が聞こえてきた。お気楽な頭で羨ましい限りだ。

「最近はどう?仮免はとれた?」
「ったりまえだろうが」
「そっかそっか!流石爆豪くん!おめでとう!」
「うぜえ」
「照れ隠しかな?」
「お前のその無駄に前向きなところが心底気に入らねえ」

 爆豪の悪態にも、名前はくすくすと楽しげに笑うばかり。打たれ強いのか、単に鈍いのか。爆豪の言葉に全く響かない名前を見ていると、心底苛立つのだ。大人ぶられているみたいで。子供扱いされているみたいで。
 初めて会った時もそうだった。彼女は爆豪の身を案じていた。自分自身もいっぱいいっぱいであったろうに、爆豪に助けを求めなかった。自分の中で必死に答えを模索していた。あの時、名前を連れて逃げ出さなかったら。取り残された彼女は安堵の表情を浮かべて、爆豪を見送ったことだろう。想像しただけで、気分が悪くなる。

「お前はどうなんだよ」
「私?私はね、新しい就職先を見つけたよ」
「やっとかよニート」
「フリーターって言って!」

 名前は敵連合から救い出され、いつもの日常に戻った。敵連合の襲撃に合う可能性があった為しばらくはヒーローたちに保護されていたが、それもようやく解除されたらしい。ヒーローに見守られながらの生活はなかなかキツかったと、からりとした笑顔で語られた。
 だが、その笑顔は何処か味気なくて。無理して笑っているわけではなさそうだが、ふと見せる薄暗い色した瞳を見ると、どうもこの手を強く握りしめておかねばならぬと、変な使命感を芽生えさせてくるのだ。

「あっ」

 名前は足を止める。彼女は変に好奇心が旺盛で、こうして興味を引かれ寄り道することが多い。まるで子供だ。またか、と苛立ちながら、爆豪も足を止めて振り返る。
 すると、名前は何かに視線が釘付けとなっているようであった。その視線の先を辿ると、電気屋だった。大売出し!とでかでかとポップアップされているのは、大型のテレビ。それには、今話題となっているハイエンドと、オールマイトが引退した今ナンバーワンヒーローとなったエンデヴァーの戦いのニュースが流れていた。コメンテーターたちはこの戦いによる世間の変化を語っているが、名前の目には1人しか映っていない。

『最後に現れた敵連合を捕まえられなかったという酷評もありますが……』

 件の映像が流れる。鮮やかな青い炎と、黒い影。名前の口が小さく形作った。だびせんぱい、と。
 その言葉を聞いて、爆豪は名前の手を強く引いた。後ろからは「うわあ!?」と声が上がったが、無視して足を早めた。これ以上この場にいてはならない。あの存在を彼女に改めて認識させてはならない。アレから離さねばならない。でなければ、彼女は再びーーー。
 ぐっと奥歯を噛み締める。吹けばどこかへとまた飛んでいきそうな彼女。それを捕まえるために、爆豪はあの夜からずっとこの手を離さずにいる。あの夜以降に偶然出会い、なんとなしに連絡先を交換し、たまに顔を合わせては、ふわふわと普通の女の子のように笑う名前の姿を見て、胸をなで下ろしている。そんな爆豪のことを、名前は知らないのだろう。
 だから、テレビに映るかつての仲間たちを見つめ、その顔を柔らかく緩めさせるのだ。ほっとしたように小さく笑うくせに、切なげにその目を潤ませる。彼女から彼らの影が消える日は、一体いつになることだろうか。

「ちょ、ちょっと!爆豪くん!早い!早いってば!」

 背後から必死な訴えを投げかけられる。爆豪は渋々と足を止め、振り返ってやる。名前は早足の爆豪に連れられ、少し息が絶え絶えとなっていた。運動不足か、と呟けば、若いっていいよね、と少し怒り気味に返された。

「どうしたの?私、なにか怒らせるようなことをしちゃったかな?」

 そう不安げに尋ねてくる名前は本当に頭が弱くて、考えが浅はかなのだろう。テレビを見つめていた自分がどんな顔をしていたのかなんて、気づきもしていないのだ。そう眉間にシワを寄せていれば、名前はそんな爆豪の眉間を人差し指でぐりぐりと押してくる。

「何してんだ」
「シワ、残っちゃうよ」

 何も知らずに無垢に笑う彼女は、今日も首元を覆うハイネックのセーターを着ていた。あの一件から、彼女は首を隠す服装ばかりだ。その理由を直接聞いたことは無いが、爆豪はそれを察していた。何せこの目で直接見たのだ。敵連合のメンバーの1人に首を絞められ、じわじわと喉を焼かれる姿を。その跡がきっと残っているのだろう。それを、彼女は隠している。目立つからなのか、目を逸らしておきたいからなのか、誰にも触れられない場所に秘めていたいからなのか。ああ、なんて忌々しい跡なのか。これこそが、名前に残された哀れな後遺症だろう。消えてなくなれと、何度思ったことか。

「……離せ」

 額を楽しそうにつんつんと触れていた手を払い除け、爆豪は首に巻いていた自身のマフラーをとる。それを、拒絶されて目をまん丸くさせていた彼女の首にぐるぐると巻いてやった。その首で未だ燃える青い炎をかき消すように。じりじりと未だに焦がしてくる跡を上塗りするかのように。

「爆豪くん、これは?」
「…………風邪引くだろうが。防寒はしっかりしろや」

 爆豪の言葉に名前はぱちぱちと瞬きを繰り返し。数拍後、ようやく爆豪の言葉を飲み込むことが出来たらしく。すると、可憐な花のようにその顔を綻ばせた。

「んへへ、爆豪くんは優しいね」
「何抜かしとるんだ。ヘラヘラすんな」
「だって、ほんとのことだよ。爆豪くん、ずっと私の事心配してくれてるでしょ」
「んなわけあるか!調子乗んな!」

 そう反発しても、名前はニコニコと笑うばかり。いつもこうだ。彼女のペースに飲まれてしまう。それが気に入らないのに、爆豪はいつも雑言罵倒を飲み込んでしまう。彼女の笑顔を前にすると、何故か言葉が出てこなくなるのだ。なにか言えば、その笑顔が消えてしまいそうで。なんて、らしくもなく、しおらしい考えに気をやられている。

「ねえ、本当は最後にイルミネーション見ながらあげようって思ってたんだけど、今いい?我慢できなくなっちゃった」
「こんなクソさみいのに、外で光の集合体なんぞ見てられるかよ」
「綺麗だからいいじゃん。後で見るからね!ってことで、これどーぞ」

 すると、再び首に温かな感触がふわりと覆った。

「はい、仮免試験合格おめでとう。名前サンタからのちょっと早めのクリスマスプレゼントだよ」

 それは、赤色のマフラーだった。ふわふわとした柔らかな感触とその肌触りから、セールなどで売り出されている安物ではないことを悟る。
 爆豪の首に、次は名前が赤色マフラーをくるりくるりと巻いていく。その手つきはたどたどしく、一生懸命だった。

「マフラーしてるのに、マフラーをプレゼントするのもちょっと気まずかったから、丁度よかったかも。ふへへ、ラッキーだね」

 そう言って、名前はマフラーに顔を埋めながら笑う。そこから覗く耳は赤くなっていた。考えなしの単細胞の割には、照れくささというものはきちんと備わっていたらしい。何がラッキーだというのか。こんなの幸運でもなんでもないだろう。だが、名前はこんなどうだっていいような小さなことに幸せを見出すのが得意なのだ。

「……アホが」
「こういう時はありがとうございます、でしょ!」
「へいへい。早く行くぞ」
「わ!ちょっと待ってよ!」

 すると、何も無いところで名前は躓き、転びそうになる。そんな彼女を爆豪はあっさりと支えてやった。恐らくあと数分後また同じような事になるのだろう。そんな未来が見えている。

「うひゃー、ありがとう…」
「ったく、何回目だ。気ぃつけろ」
「へへ、爆豪くんはやっぱりヒーローだねえ」
「あ?」
「褒めてるんだよ!なんでそんなに威嚇するの!」
「お前は口を開けば余計なことしか言わねえからだろうが」
「余分と言って!足りないよりも、余ってる方がいいでしょ!」
「いらねえもん貰ってもな」
「むむっ」

 名前は敵連合から抜け出し、いつもの日常に戻った。敵連合からの接触はない。今では不運と幸運という名のちょっとしたスパイスが加わった、平和な生活を送っている。
 だけど、爆豪は気づいている。1度その日常から片足抜けた者は、完全に元に戻ることはできない。前と同じ日常なのに、それとの間にズレを生じ始める。名前も同じであった。

「もう!素直に受け取りなよ!」
「そう言っても、イルミネーションは見に行かねえぞ」
「何で!?綺麗だからいいじゃん!!折角なら行かないと損だよー!!」
「……今日の飯、奢れ。それなら考えてやる」
「やったあ!爆豪くん、ありがとう!」
 
 だが、名前がそうやって底抜けに明るい笑みを見せてくれるから。爆豪に必死になって助けを求めてくれるから。だから、ずっとこの先も爆豪はその手を離さずにいるのだろう。
 なんせ、爆豪は名前のヒーローであるのだから。





「おっ、おかえりー爆豪!」
「デートはどうだったんだよ?なあ、年上の彼女はよお!」

 寮に帰ってきた瞬間騒がしくなった外野は無視し、爆豪は自身の部屋へと向かう。その時、切島はふと気づいた。

「おい、爆豪。お前が持ってるマフラーってその色だったっけ?」
「……さぁ、どうだろうな」

 爆豪はニヤリと笑ってそのまま去っていった。



リクエストして下さった方へ

この度はリクエストして頂き、ありがとうございました。また、折角リクエストして頂いたにも関わらず、遅くなってしまい大変申し訳ございませんでした。神野の悪夢で夢主がもし爆豪くんと共に助けられていたら、というif話です。爆豪くんとは姉弟に近い関係を築くイメージで書かせて頂きました!ご希望に添えられたお話になっていれば幸いです。