吉先輩と
 
↑NEW ↓OLD


相手は赤面症ですか?

「意外と照れへんな自分」
「そうですか?結構照れてるような」
「そらやらしいこと言うたら恥ずかしがるけど、それとはちゃうやん」
「?」
「好きやなんや言うても全く照れへんもん。おもんないわぁ」
「だって先輩嘘ですもん」
「嘘ちゃうて」
「私先輩のことなんでも分かってますから」
「ん?」
「先輩の考えてること、他の人より分かりますからね。絶対」
「そう?」
「だから、先輩は私のこと好きじゃないですよ」
「……敵わんなぁ」
「でしょー?」
「そういうとこ、ほんま好きやで」
「…………え、」
「今のはどうやった?」
「ほ、」
「んー?」
「本当、でした」
「ご名答や、お利行さん」



カップルの方にほぼネタ提供な質問より


2014/01/03

青峰はきっと谷間派

――胸は何派ですか?

「横乳派です」
「なんで敬語ですか」
「乳は男のロマンやから敬意持たんとー」
「青峰君曰くおっぱいには夢がいっぱい詰まってるらしいですしね」
「あいつアホやな」

「なんで、そのー、よこちち、派なんですか?」
「でっかいだけなら下乳でええねん、分かるか」
「はあ、分かんないです」
「下乳とか谷間出来るんは巨乳だけやねん。しかも巨乳やったら誰でも出来るいう代物や。ほら自分もブラたくしあげたら出来るやろ一応」
「セクハラかつ失礼な発言やめてもらえますか」
「せやけどな、横乳は巨乳なだけやったらアカン。形良うないと綺麗に見えへんねん。しかもタンクトップとか水着とか、着てる服とか周囲の環境が整ってこそようやく成立するとこに芸術すら感じてまうわホンマ 」
「」
「そんな訳で今度うちのサークルのユニフォーム着てヤろか」
「は?!」
「ちなみに諏佐は脚派らしいで」
「いらないですその情報!」

2014/01/03

料理

「今日の晩飯なに?」
「ハンバーグです」
「ほお」
「もうすぐ出来ますから待っててください。今蒸してるんです」
「それは何してるん?」
「付け合せのたらもサラダに苦戦中です」
「ああ、手伝おか」
「いいですよ、先輩ゼミ明後日でしょ」
「ええねんて、十分間に合うし」
「ゼミが大変だから晩御飯作ってって言ったくせにー」
「ワシがゼミごときでヒーヒー言わんの分かってて作りに来たくせに?」
「先輩サイテー」
「ええやん、気分転換させてーな」
「はいはい」



「ええなあハンバーグ」
「先輩好きでしたっけ?」
「ハンバーグ嫌いな奴おらんて」
「確かに」
「食べるんほんま久々や」
「食堂とかで食べないですもんね」
「そやなくて、ハンバーグや全く作る気起きへんからなぁ」
「案外簡単ですよ?」
「えー、めんどくさない?玉ねぎみじん切りして炒めてー、パン粉牛乳でふやかしたん混ぜてーて」
「相変わらずなんでも詳しいですね」
「囓った程度やて。やる気あった時はハンバーグ挑戦したことあってん」
「先輩自炊してたことあったんですね」
「当たり前やろ。最近は自分に任せっぱやけど。結局自炊好きんなれへんかったなー」
「なんでですか?」
「おもんないねんもん。自分で美味しい思う味に調整するさかい当然予想つくし。やっぱ他人の手料理が一番や」
「でも、先輩の手料理好きでしたよ?」
「そう?」
「男の料理って感じで味付けは粗雑でしたけど、私には出来ない組み合わせというか」
「粗雑て。はっきり言うなあ自分」
「事実でしょー?でも、やっぱり羨ましいです。料理の才能って発想だなぁって先輩の手料理食べて思いましたよ」
「そないええもんとちゃうよ」
「えー」
「ワシはこんなんかなぁって適当にしてるだけや。けど、自分はちゃうやろ?いっつもワシの食べたいもんとか、好きなもんとか考えて、美味しい言うてもらえるよう丁寧に作ってくれてるやん。そういうんがやっぱ大事やて。やから楽しみやねん」
「…………え、あ、」
「ハンバーグ、もう焼けてるんとちゃう?」
「ああっ!!危ない!」
「でも丁度ええやん」
「先輩先輩、見ててくださいね!」パカー
「おーチーズとろけてきよった。めっちゃうまそー」
「成功ー!!先輩、ご飯よそってください!」
「はいはい」

2014/01/02

バレンタイン

「へー」
「なんですか、へーって」
「チョコ他の男にあげてええか確認とか、殊勝なことするようになったなあ」
「……しなきゃよかったですか」
「せやな」
「そう言われたら言われたでムカつく!」
「ちゅーかワシよっぽどやなかったら妬かへんで。多分。勝手にしーや」
「でもお酒飲んで青峰君に抱き着いてたとき、私酷い目に遭いましたけど」
「多分言うたやんけ」
「えー」
「せやかて自分わざと見せつけんねもん。めっちゃ腹立ったわ」
「あれは、その、仕方な、」
「何、怒られ足りへんて?」
「そ、そんなことないです!!」
「ま、自分が誰と話そうがどーでもええわ。ついでに言うと義理チョコ誰にやろうと個人の自由や」
「先輩おっとなー!」
「大人言うか、信頼してんねんて」
「?」
「自分がワシにだけちゃーんと洋酒とたっかいチョコ使ったガトーショコラ作ってくれるて」
「は?!」
「前に説明してくれたやん?クーベルチュール言うんやっけ。あれ食べたかってん!」
「(目がキラキラしてる!)」
「青峰や諏佐とかにはチョコ溶かして適当に固めた奴あげたったらそれでええねや」
「それヤキモチじゃないですか!」
「ちゃうて」
「嘘だぁ」
「好きな子に特別扱いして欲しいんはヤキモチか」
「う、」
「それともホンマに妬いて欲しいん?」
「ちが、」
「せやったら楽しみにしてんで、バレンタイン」
「…………はーい」

2014/01/02

ホラーもの

(バイオハザード)
「…………(汚ぁ)」オオオオオオbyゾンビ
「…………(追いつかれる追いつかれる!)」オオオオオオ
「…………(これはゾンビなる前に自殺やな)」
バイオにありがちなスローモーション
「ぶふっ!」
「あっ、何笑ってるんですか先輩!」
「いやっ、せやかてあれなんなん?!あれかっこええんか?!あかんウケる……!」
「ちょっと、ふふっ、もう!先輩が笑うから私も面白くなってきたじゃないですか!」
「いや最初から超能力とか突っ込みどころありすぎやったけど、自分ちゃんと見てたから、」
ギャアアアアアアアア!!!!
「……っ!」ビクッ!!
「(あ、ビクッてなった)」
「…………」チラッ
「かわえーなーほんま」ニヨニヨ
「馬鹿にしてる!」
「そんなことないて。アホみたいなB級ホラー見るんもたまにはええなぁ思ただけや」

2014/01/02

恋愛ものの映画

「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「えっと、女優さん可愛かったですねぇー(なんで私恋愛もの選んだんだろう)」
「せやな」
「花嫁衣装着ながら泣くとこ悲しかったです、ね!(途中変なシーン出てどうしようかと思った)」
「せやなぁ」
「どうしたんですか先輩。面白かったですか?(私はよく分かんなかったけど)」
「んー。んー?」
「?」
「女が言うてる意味わかるけど全く同情できへんかった。やっぱかわええ女はヤりたなるて」
「他の女の人と見てるときはちゃんと空気読んで何があっても俺はしないって言うんですよー」
「そら言うやろ」
「……………」
「てゆーかぐだぐだ喧嘩したあとキスし始めてそのままセックスに移ったシーンあったやん?うっわー思いながら見てたら自分めっちゃそわそわしてたから笑いそになったわ」
「どう反応したらいいのかわからなかったんです!」
「じゃあはい感想言うてー」
「先輩が邪魔してきたからあんまり頭に入ってこなかった!ばか!!」
「あっはは、かわえー」
「先輩キライ!」

2014/01/02

ポッキーの日

「…………」
「な、なんですか」
「……自分アホなん?」
「アホじゃないですよ」
「いやアホやろ。何そのポッキー何そのプリッツ」
「だって今日はポッ、」
「せやけど買いすぎやろ」
「全部言わせてくださいよ!」
「長いっちゅーねん」


「先輩どれ食べます?」
「その細いん」
「はい!」
「おーきに」
「お、早速食べるんですね!」
「ん」
「へ?なんで10本?なんで私に向けてるんです?」
「ええから食べーや」
「え?え?正直多い……」
「はいあーん」
「むふっ!」
「うまいかー」
「んーひーれす??」
「ほなもう10本いこか」
「んむむむむい!」
「そない遠慮せんと」
「んー!!」



2014/01/02

赤司くんと、

「赤司くん見てたら」
「何かな」
「飼われたくなるね」
「……僕が引かないからって、お前はなんでもぶっちゃけ過ぎじゃないか」
「それぐらいドSオーラすごいってことだよ」
「そうか」
「うん」
「なるほど……」
「ん?」
「首輪をされて鎖で繋がれて監禁されるコアな趣味があると玲央から聞いたことがある」
「なんか違うよ赤司くん」
「しかし僕は精神を律する方を好む」
「確かにそうだね」
「お前を飼うのも、飽きはしないだろうな」
「そう?」
「簡単には従わないくせに、どこか従順なのがいい」
「…………へー」
「飼い主は実に楽しそうだ。毎日少しずつしつけている」
「え、え飼い主て誰!?」
「さあ?」



2014/01/02

若松先輩と、

「今吉さん最近すげー機嫌よくね?」
「あ、わかります?競馬でボロ儲けしたらしいですよ。だから今度焼き肉連れてってくれるんですわーい!」

「あーもー自分何バラしてんねん」

「あ、先輩」
「今吉さん俺も連れてってくださーい!」
「いーやーやー。酔ったお前の面倒見るんはもうこりごりや」
「いやいや!面倒ならこいつが見てくれるんで!!」
「嫌ですよ先輩酔ったらめんどくさいもん」
「それが後輩の言うことか!!」
「えー」
「興奮すなうっさい」


でもなんだかんだで後輩たちには甘い今吉さん


「今吉さんなぁ、時々めっちゃくちゃ機嫌悪くなるよな」
「本当にたまーになんですけどね」
「ああいう日に限って実験ミスするんだよな」
「わかります!私もこの前サンプル駄目にしちゃって舌打ちされたあとに思わず手が止まって、先輩からええから続きやれやって言われたとき土下座して死のうかと思いました」
「なんだそれ怖すぎだろ」
「でも普段優しいですからいいんです」
「まぁ優しいな馬鹿にするけど」
「それは先輩が疑心暗鬼の意味も知らないからです」
「あれだろ、なんか、その不安になって、暗くなることだろ?」
「先輩の中で未だ意味が定着してないことは伝わりました」
「クソ生意気な後輩め」


「今吉先輩、尊敬してますし」
「あの人すげーよマジで。バスケの時マジやベーから」
「先輩……」
「あ?」
「びっくりするほど語彙が貧弱ですね……」
「うっせええええええ!!」




2014/01/02

黄瀬くんと、

好きなタイプは?という話題では、黄瀬くんと答えたら間違いない。黄瀬くんはイケメンという風潮が世にはある。いざそういう話になり、「黄瀬くん!格好いいしそれなのに可愛いところがいいよね!」とテンション高めで答えると、「えー、黄瀬くん女ったらしっぽいよねー」「なんかナルシストっぽくない?」と、私の想像とは違った展開になった。

「女の子って怖い」
「それを俺に直接言っちゃう女も結構怖いっスねー」

2014/01/02


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