吉先輩と
 
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飲み会

「カルピスとか飲まんとたまには酒飲み酒ー」
「うええ、じゃあカシオレくださ……」
「あ、すんませんカシオレ取り消しで」
「はっ!?」
「なん可愛いもん飲もうとしよんねやー。自分はこっち(冷酒)や」
「……ア、アルコールのにおいがする!」
「はいぐいっと飲むんやでぐいっと」
「やだあああああ!!」

※潰れました

「あああ!重いわ自分」
「くらくらしますせんぱいー」
「くらくらしますやない!冷酒あんなちっこい容器でこんだけ酔うとか自分それでも男か!」
「女ですーふえー」
「ほら、家着いたさかいおとなしく寝ぇや」
「せんぱい、しゅーでんは?」
「ないからがっこで寝るわ」
「泊まってったらいいのにー」
「は?」
「ベッド一つしかないからせんぱいがつかってくださいー」
「…………あー」
「がっこう遠いですしそっちの方がいーですってー」
「……自分何言うとんかわかっとんか」
「んん?」
「……」
「え?え、なんでですかー?」
「男泊まらせて何されるか、いちいち言わんでもええな?」
「はあ」
「あ?」
「まあ、意味はわかるんですけど……」
「せやったら、」
「でも、せんぱいはそんなことしないじゃないですかっ」
「あーうん、せやからな、そんなん分からへんて」
「だったら大丈夫ですよ!」
「いやちゃうねんて、危機感ないこと言いたくてな、わからへんかなそーゆん」
「でも学校遠いし、夜中はやっぱり治安良くないってせんぱいも言ってたじゃないですか。男なら大丈夫で女は駄目は筋が通らないです。私は危ないと思います」
「…………せやけどなあ、」
「じゃあ私も学校に行きます!」
「床で寝ます」

2014/01/02

カレーを作る

「どういうカレーがいいですかねぇ」
「カレーやみんなおんなじ味やろ」
「えええ微妙に違いますよー。作る人によって具違うし隠し味だって様々です!」
「そうなん」
「そうなんです」
「せやったらとりあえずじゃがいも抜きな」
「!? じゃがいも抜くとかカレーじゃない!」
「えーあれ味ないねんもんじゃがいもの味しかせぇへんもん最初ー。食べててもっさもさすんいるかあれ」
「ワガママですよ先輩! あ、キノコ買ってもいいですか?」
「うん、ええよ」
「ナスは?」
「うまいなあれ」
「…………」
「はいパプリカな入れてええさかいその目やめ」
「てゆーか入れたいのガツガツ買っていいですか?」
「はいはい、ええよ(……どっちがワガママなんかわからんわ)」



「先輩お鍋ー」
「上あるけど届かんやろ」ヒョイッ
「流石180cm!包丁は……あったあった」
「なんやいつにも増して騒がしなあ自分」
「誰かの家で料理するとかワクワクします」
「謎やー」
「先輩ピーラーピーラー」
「そないな高級なもんうちにはないわ」
「今時100均にも売ってるのにー。まぁそんなとこだろうと思って持参してきました!」
「用意周到やな」
「じゃあ先輩皮剥きで」
「はいはい」



「はいにんじん」
「ありがとございまーす」
「…………」トントントン
「うわそれめっちゃカレーっぽい」
「でしょー」トントントン
「玉ねぎできたで」
「玉ねぎ先輩が切ってくださいよ」
「イヤ」
「えー先輩が切らなきゃ目が痛くなるじゃないですか」
「ああワシ生まれてこの方玉ねぎ切ったことないねんてすまんなぁ役に立たれへんくて」
「玉ねぎの切り方ぐらい教えてあげますから!」
「いーやーや言うてんねん、眼鏡なんちゃ守ってくれへんねんぞ」
「しゃーないなぁ!」タマネギザクザク
「しゃーないやあらへん」ジャガイモムキムキ
「目がしみるー!」
「ああじゃがいも剥くんめんど!!」

2014/01/02


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