01/01
▼ それは、いつも白々しい言葉を吐いて生きてきた私には、少し新鮮な経験に思えた。普段発する言葉の中に気持ちはほんの少ししかなくて、どこか言葉に追いついていない感覚を覚えていた。それが、今はどうだ。言葉に気持ちが追いつかないのではない、気持ちに言葉が追いつかない。それは私にとって極めて特殊な事柄であり、それでいてよくわからない甘美な思いを味わわせた。
この気持ちを具体化してしまいたいのに、言葉では到底足りない。

01/01
▼ それは言うなれば、朝の光のような、希望に満ち溢れた、凶器だ

01/01
▼ さようならと言って、
はじめましてから始めよう

12/28
▼ どうか、どうか、消えてしまわないで
聞こえないと、届かないと知りながら、
叫ぶ

叫ぶ


叫ぶ

12/13
▼ 冷たい身体を抱き締めて(さてと、僕も逝こうか)

12/06
▼ またたいた星に
永遠なる祈りを
消えゆくはずの
心を救うために

11/30
▼ 君がいなくなる夢を見た
現実でないことに安堵して、いつかやってくるかもしれない恐怖に震えた
君がいなくなったらぼくは、きっと、

11/16
▼ ぽろぽろ金平糖
甘くてすこしせつない

11/06
▼ 指先からつないで

10/23
▼ 泣かないで
君の涙は僕が拭くから

泣かないで
君の悲しみは僕が引き受けるから

泣かないで
君の重りは僕が全部抱えるから

泣かないで
泣かないで

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