「あ、い、やあっ」
達する直前、イタチは私の秘部から手を離してニヤリと笑う。
突然遠退いた快感に顔をしかめたが、そんなのお構いなしに彼はとんでもないことを言い放った。
「いきたいなら自分でいくんだな。」
「…そんなのいや、」
「でもいきたいんだろう?ひくついてるぞ」
「んぅ、」
そう言うとイタチは私の右手を掴んで秘部へと持っていき、その指を押し入れた。
私は暫くの間抵抗したが、その内じわじわと押し寄せてくる快感の波にアッサリと負けて
しまい、遂に中に入ったままの指を恐る恐るゆっくりと抜き差ししてみる。
「あ、…っは、」
「淫乱な奴だな…」
「だって、イタチが、っんぁあ、はぁ」
「物足りないなら両手を使え、もう何も恥じることなどないだろう?」
イタチの言葉に後押しされるかのように、私は両手を使って自慰をし始める。
左手の人差し指と中指を秘部に挿し込み、右手の中指の腹でクリトリスを擦って刺激すると言い様のない快感が私を襲う。目の前がちかちかと光って焦点も合わない。
「あっ、あぁ、イくぅ」
「…何故手を離す?」
絶頂を迎える寸前、僅かな理性で自分を抑えた私は、ハッとしたように秘部から手を離す。
しかしイタチはそれが気に入らなかった様で、思い切り怪訝な表情をして私を睨んだ。
「だ、だって、イタチもいってないでしょう?」
「だからなんだ、そんなことは全く関係ないだろう?」
「…ごめんなさい…」
小さな声で謝罪を述べると同時に撫でられた頭、驚いて顔を上げると同時に落とされた口付け。
イタチはそのまま私をベッドに押し倒して笑った、
「もう良い、正直俺も限界だ。お前にだけいかれるのも癪だからな、」
「…意地悪」
強制自慰
(好きな子には意地悪したくなるもの)
2009.4/26
暁 朱々
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