「ヒメ、」

いつものように名前を呼ばれてベッドに押し倒されて、私はこれからされることを理解する。イタチは私の恋人だから別にそれを拒む理由もなく、されるがままに横たわった。私が抵抗しない様子を見て、彼は安心したように唇を合わせる。いつもと何も変わらない、そう思っていた。

「兄さん、ちょっとこの術が…あ…」
「っ、!」

ところが半ばまで進んだあたりでイタチの弟サスケが突然部屋に現れ、私たちの身体は硬直する。「裸が見られてしまった」、そう言うことじゃなく「見せてしまった」ダメージの方が大きかった。

「…なんだ、やけに大人しいと思ったらそう言うことやってたのかよ、」
「良いから早く出ていけ、お前は関係ないだろう」
「いや…責任は取ってもらわないとなぁ?…俺もまぜろよ。」

そう言ってサスケは私たちの前に立って下半身を指差す。ニヤリと笑って

「そうすれば親には黙っててやるよ」

なんて言われたら私たちは黙って頷くしかなく、結局私は彼のズボンのチャックをおろして既に勃っている男根を口にした。イタチは私の様子を不安げに眺めながらも、自分の男根を私の秘部に宛がい、ゆっくりと挿入する。

「ふ、んぅっ」
「しっかり舐めろ、」

サスケに頭を押さえつけられた私は舌だけで彼に奉仕するのだが、イタチのものが挿入されているせいでなかなか集中出来ず、思わずサスケの男根に歯を立てそうになる。

「…兄さん、早く動けよ…」
「しかし…ヒメが」
「関係ないだろ?兄さんだって良くなりたいくせに、」
「…ヒメ、すまない」

ずっ、

イタチが申し訳なさそうに律動を開始すると、私はいよいよサスケの相手などする余裕はなく、ただイタチから与えられる快感に悶えていた。それを見たサスケは何を思ったのか、私たちの行為を止めさせて私の後孔に指を押し入れる。

「いたっ…!」
「サスケ!そこは…!」
「俺だってやりたいんだ、前に入れないだけ有り難いだろ?」
「いや…サスケ、やめっ…」

ぐち、

私たちの制止もきかず、彼は無理矢理私の後孔に男根を突き入れる。初めて開拓されたそこは血を滲ませながらも彼を飲み込み、更なる快感を得ようとしていた。

「ほら…兄さんも、」
「あ…あぁ…ヒメ、大丈夫か?」
「…ん…大丈夫、だから…良いよ、気にしないで。」

私がそう言うと、イタチはまた遠慮がちに腰を振り始める。痛みと快感の間で苦しんでいた私を見て、サスケがクリトリスを強くつまんだ。

「ひゃ、あっ!」
「どうだ、気持ち良いんだろう?さっきより滑りが良くなったぞ。」
「や…っ」

そうして一気に快感を与えられた私の脳はショートして、訳が分からないまま腰を振る。2本の男根が自分の中に突き刺さり体内を犯しているのがよく分かった、酷くはしたないことをしているのに気付いたら凄く気持ち良くて、イタチも我を忘れて激しく腰を振っていた。

「いやっ…いっちゃ…」
「ヒメ、俺も…もう、」
「いくならいけよ…っ」

ぐっ

イタチの男根に強く突き上げられた瞬間、目の前が真っ白になった私は彼の胸に身体を預けた。


3P

(禁断の秘め事)



※イタチが里を抜けていない設定

2009.5/12
暁 朱々

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