||| Feb 28, 2012 ジジプラスを勝手に真剣に考えてみた
かなり自由に書いているので色々苦手な方は注意。マジで注意。やべえと思ったらドロー! メモ/クリアボタンでターンエンドだ!!(SE:ドン☆)
遠方から引っ越してきた主人公は、近所の洋館に住む5人の老人と出会い、世間話や挨拶をするうち少しずつ打ち解けて行く。最初は頑固だったり無口だったりひと癖ふた癖もある老人たちだが、主人公の明るさとのんきさにほだされ、徐々に心を開いていく。
だがそんなある日、主人公が突然過去の世界に飛ばされてしまう。飛ばされた時代は戦時中の日本。第一次世界大戦中の世界で、主人公はかの老人たちの若かりし頃に出会うこととなる。
攻略対象は5人
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老紳士
出会ったころから比較的やさしい老紳士。盲目で世話人の助けのもと暮らしている。独身であるが、歳をとってもなお分かる端正な顔立ちから、主人公から何故結婚しないのかと冗談のように言われ続ける。
若い頃もやはり穏やかで名家の子爵。身元の分からぬ主人公を保護し、面倒をみるうちに恋に落ちるが、家の決めた婚約者がいることで葛藤する。家と家の板挟みになって悩む老紳士に迷惑をかけたくないと勝手に家を出る主人公。いなくなってはじめて自分の気持ちに気づく老紳士。探す老紳士。ようやく見つけるが、結婚しようと指輪を渡しかけるそのタイミングで主人公再度現世へ転送。
帰ってきてすぐに老紳士の家に行く。そこには全てを悟ったかのような老紳士の姿が。
「君をずっと、ずっと待っていたんだ。いなくなった後も、今も、……きっと君はあの時のままなんだろうね。僕はこんなおじいさんになってしまったのにね……」
見えない目で主人公の手を握る老紳士。自分がいなくなってしまったことで彼の全てを壊してしまったのだと嘆く主人公。ちなみに盲目の原因は、老紳士が婚約破棄したことの罪として家の者から受けた折檻による栄養失調な訳だが段々私が鬱になってきたので黙る。失ったものは目。
資産家
超金持ち。でも俺様。足が悪い。主人公にあれこれ着飾らせようとするがたびたび断られる。歩けない、無理をするなと言われているのに無理に車いすから立ち上がっては転倒するので主人公はハラハラ。
過去編では貧しい家の出で多少裏の道を行っていたが、奇妙な縁で拾ってしまった主人公と一緒に一生懸命働くことで徐々にまっとうな道へと進んでいく。お金持ちになったら二人でどこどこに行こう、と旅行の約束などして頑張っていたある日、大戦による軍事需要拡大で資産家は一気に成金へ。これでやっと、と旅の手配を終え彼女の元に帰った途端、当の彼女は現世へ帰還。資産家が怪我だらけになっても立ち上がろうとするのは、彼女と再び旅に出たいと思っての事だったのだ。
「今の俺には腐るほどの金がある。あの頃のような不自由も、貧しい思いも、何一つさせないのに。お前を幸せにしたいと待ち続けてきたのに、どうして俺には、お前と共に動ける足が、残されていないッ…!!」
失ったものは足。
医者
無愛想無口。色素の薄い綺麗な顔だが無表情。主人公がどんなに頑張ってもなかなか心を開かない。
だが過去編では仲間の死に涙し、弔いに目をつむる心優しい青年として登場。軍従医として主人公とともに戦地を回るが、治療して助けられなかった人を看取っては泣き、花を手向けては寂しそうに笑い、その優しい心根は確実に削られていく。そしてある時主人公が突然帰還。更に時を同じくして今までの比ではない大戦が勃発。街に昇る赤黒い煙。血の匂い。呻く人であったものの鳴き声。その全てを背中に受け、医者はただ静かに最後の笑いを浮かべて、ゆっくりと振り返った。
現在に戻った主人公。ようやく分かった真実を語るが、優しかった医者の心はもう完全に削られ、失われていたのだった。
「悲しいとも、苦しいとも、今の僕は感じない。……あの時君がいれば、少しは違っていたのだろうか。もう嬉しいと笑う事も、できないんだ……」
失ったものは感情。
裁判官
老人編では過去に大きな殺人を犯した人物だと紹介され、主人公も恐々応対する。頑固。
だが過去で出会った彼は正義感の強い若手弁護士であり、とても殺人を犯すような人間には見えなかった。寡黙ながらも真面目な彼の助手として現場に調査にと走り回る主人公に、次第に穏やかな心根を見せる弁護士。だが他の弁護士が匙を投げた組織ぐるみの犯罪の弁護を引き受けた挙げ句、主人公が事件の濡れ衣を着させれてしまう。慌てる主人公。現場を見てしまう弁護士。とここで時空転移。
戻って事件の顛末を問いつめるも、自分がしたと言い張る裁判官(旧弁護士)。どうもおかしいと調べていくと、主人公帰還後も彼女がいつか戻ってくると信じた彼は、彼女の冤罪をみずからかぶったのだと言う。旧警察隊から受けた尋問は過酷で、それに耐えるため彼は自分自身のついた嘘を真実だと強く思いこまねばならなかった。結果彼の記憶は大幅に捏造され、彼女の顔も名前もいつしか失われていたのだった。残ったのは彼女が帰ってくると言う希望だけ。だがその待ち望んだ彼女を前にしても、彼にはそれが分からないのだ。ただ綺麗な理想を追う、法の番人のように。
「あいつは……まだ帰ってこないんだな」
失ったものは記憶。
芸術家
いつも決まった曲をピアノで演奏している老人。何の曲かと聞いても無視、たびたび冷徹に扱われるが、その曲が好きでついつい聞きいってしまう。
過去編では天才ピアノ奏者としてデビューしており、華族たる高いプライド故か尊大な態度で主人公を小間使いのように使いながらも、周囲の貴族とは違う素直さに知らず気持ちを開いていく。だが戦況が悪化。軍役を免除されていた富裕層にまで徴兵の命がおり、心配する主人公を残して出兵。数年後帰還するが、砲撃・銃撃の騒音で聴力を極端に損なっていた。
再び楽器に触れるも天性の聴覚を失った今、響かない音は彼にとって拷問でしかない。苛立ちから主人公に辛く当たる芸術家。どうしたらいいか分からず困惑。そうしているうち現代に帰還させられてしまう。
再び彼の前に立ち、ようやく気付く。彼女がいない間も聴力の低下は続き、今や芸術家の耳はほぼ聞こえない状態になっていた。聞こえない曲を弾き続ける老人に、恐る恐る筆談で語りかけるが、今や財も地位もなくなった元華族としての自分を恥じ、彼女にあの時の自分だと悟られたく無かったのだと彼は書き留めるばかりだった。
「僕にはもう、家柄も力もない。……君が口を開いても、何も聞こえない。……でも君はきっと、……僕を怒っているんだろう?」
ちなみに弾いている曲は 現代で老人が弾いているの聞く→好きな曲だな→過去編で若い頃の芸術家が弾いているのを聞き、「この曲好きなんですよね」と言う→芸術家「だからどうした」と鼻で笑うがなんだかんだで折につけて弾いてあげる→老人となった時でも弾き続け以下エンドレス
失ったものは耳。
サブテーマは「なくしたもの」
グッドエンド何それうまいのと言いながら、最終的に「それでもいいから私はあなたのそばにいる!」と言わせれば私の勝ち。アイムウィーンナーー!! シャウエッセン!!
ちなみにラストのBGMは全部ダンッ! エンダーーーーー!! イアーーーーーウィーラーーーーーーーブィーーーイズオウビューーーー!!!(熱唱)
at 01:03