駄ン文ロンパ99
2015/06/16 06:00

【ドラえもんの樵の泉って落としたやつは返してくれないよね】


左右田「あー……採集だる……樵だる……」

左右田「つうか何で毎回俺一人で森なんだよ……辛いってレベルじゃねぇよ……」

ケモノ「みー」がさがさ

左右田「喰らえ斧投げ」ひゅんっ

ケモノ「みっ」ざくっ

ケモノ「 」死ーん

左右田「俺は猟師でも樵でもねぇっつうのに……」死体解体ざくざく

左右田「木を切ったりケモノを捌くのが上手くなっていく……」ざくざく

左右田「はぁ……ケモノの骨、ケモノの皮……あ、特選ケモノ肉……ラッキー」

左右田「卵と緑の花は確保してるから、あとは丸太か……」とことこ

左右田「あー……何かもう……遣る瀬無い……マジでサバイバルじゃん……」とことこ

左右田「……ん? あれ、こんなとこに池なんてあったか?」

左右田「まぁ良いか、それより丸太を――」ずるっ

左右田「うぉわっ!?」こけっ

斧「じゃあの」どぼーんっ

左右田「あーっ! やべっ、池に!」

\ぴかーっ/

左右田「ふぇっ!? 池が光っ……!?」

女神「はーいっ! 今、左右田君はこの池に斧を落としまちたねー?」

左右田「……ウサミ?」

女神「違いまちゅ、女神でちゅ」

左右田「いやいやいや、どう見てもウサミだろ」

女神「そんなこと気にしちゃいやんでちゅ! それより左右田君、貴方が落としたのはこの中型チェーンソーでちゅか? それともこの大型チェーンソーでちゅか? それともこの普通の斧でちゅか?」

左右田「其処は金と銀の斧だろ! 何でチェーンソーなんだよ!」

女神「左右田君が喜ぶと思って……」

左右田「まぁ喜ぶけど! 喜ぶけど何か違うだろ!」

女神「細かいことは気にしなーい! で、左右田君、貴方が落としたのはどれでちゅか?」

左右田「あー……斧……」

女神「正直者な貴方には、この中型チェーンソーと大型チェーンソーをあげまちゅ!」そっ

左右田「ありが……ちょっと待て、これ燃料入ってねぇじゃん。今すぐ木を切らなきゃいけねぇのに。おい、斧返せ」

女神「ばいばいでちゅ」ごぼごぼ

左右田「いやちょっ、斧返せってばああああああああっ!」



戻る | 進む




戻る


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -