駄ン文ロンパ100
2015/06/20 06:00

【キマシタワー】


西園寺「今日も罪木を虐めてやろーっと。くすくすっ」




男1「罪木ちゃーん、今日はどんなパンツ穿いてるんですかー?」

男2「見せてくれよ、なぁ?」

罪木「ふ、ふゆぅ……は、はいぃ……」

西園寺「おいこら糞男子共ぉおおおおおおおおっ! なぁあああにしてんのよぉおおおおおおおお!」だだだだっ

男1「うわっ、西園寺!?」

男2「に、逃げ――」

西園寺「助けて終里おねぇええええええええっ!」

終里「呼んだか!」ばばーん

男1・2「 」

西園寺「彼奴等が……彼奴等が……」しくしく

終里「何かよく判んねえけど、よくも西園寺を泣かしやがったなこの野郎!」きしゃあああっ

男1・2「ひぎぃっ」

罪木「ふ、ふゆぅ……!」

西園寺「くすくすっ」




罪木「ふ、ふゆっ……お弁当が無くなってますぅ……」

女「……」にやにや

西園寺「罪木ぃいいいいいいいいっ!」

罪木「ひゃあっ!? は、はいぃっ! 何ですかぁっ!?」

西園寺「あのさー、私今日パンの気分なんだよねーっ」

罪木「は、はぁ……」

西園寺「でもお弁当持ってきちゃっててさーっ、パンが食べたいのにさーっ」

罪木「……?」

西園寺「……鈍いなぁもう! この弁当代わりに食べろって言ってんだよ!」くわっ

罪木「ふ、ふゆぅっ! 察しが悪くてすみませぇんっ! わ、私で良ければお弁当戴きますぅっ!」

西園寺「それで良いのよ……ところで其処の雌豚」

女「 」びくっ

西園寺「あんたさぁ、美味しそうなパン持ってるねーっ。私購買まで買いに行くの面倒だからさぁ、それ頂戴?」

女「な、何でそんな」

西園寺「罪木の弁当捨てたのお前だろ」ぼそっ

女「ひっ」びくっ

西園寺「……」

女「……」

西園寺「……」

女「……わ、私のパンで良ければどうぞ……」

西園寺「判れば良いんだよーっ、くすくすっ」

西園寺「……罪木ぃいいいいいいいいっ!」

罪木「は、はいぃっ!」

西園寺「一緒に食べるわよ、光栄に思いなさいよねーっ」

罪木「はいぃっ! ありがとうございますぅっ!」

西園寺「ふんっ……」もぐもぐ

罪木「い、戴きますぅ……お、美味しいですぅ……!」もぐもぐ

西園寺「当然でしょーっ? 私の手作りなんだからねーっ」

罪木「そうなんですか!? ふゆぅ……! 西園寺さんの手作りお弁当、すっごく美味しいですぅ……! 幸せですぅ……!」もぐもぐ

西園寺「くすくすっ」




女2「罪木ってマジうざいよね」

女3「あんたが超高校級とか……あんたがなれるのに、何で私達は……ムカつくんですけど」

罪木「ご、ごめんなさいぃ……」

女3「誠意が感じられないんですけど」

女2「土下座しろよ、土下座」

罪木「は、はいぃ……ごめ――」

西園寺「つぅううううううううみぃいいいいいいいいきぃいいいいいいいいっ!」

女2・3・罪木「!?」

西園寺「あれ? あれあれあれれーっ? 罪木ぃ、何しようとしてるのかなーっ?」

罪木「え、えっと……土下座を……」

西園寺「何で?」

罪木「あ、あの……私が悪いんです……私が超高校級だから……私なんかが、超高校級の保健委員だから……」

西園寺「……おい」

罪木「は、はいぃっ!」

西園寺「違う違う、罪木じゃなくて――おい、其処の雌豚共。ちょっとこっち来い」

女2・3「 」びくっ

西園寺「早く」

女2・3「……はい」

西園寺「……」

女2・3「……」

西園寺「……あんた達さぁ、社会的に消されたいの?」ぼそっ

女2・3「 」びくっ

西園寺「私がどれだけの力を持ってるか知ってるよね? 判るよね? これが脅しじゃないってさぁ」ぼそっ

女2「ご、ごめんなさい……」がくぶる

女3「ゆ、ゆるっ、許してくださ、い……」がくぶる

西園寺「あんた達さぁ、謝る相手……間違えてない?」ぼそっ

女2「ひっ……! つ、罪木さぁん!」

罪木「ひゃっ!? は、はぃいっ!」

女2「ごめんなさい! 貴女に嫉妬して酷いこと言いましたぁっ! 二度と言いませんっ、許してくださいぃっ!」

女3「もうしません! 許してください! 許してくださいぃっ!」

罪木「あ、あのぉ……」おろおろ

西園寺「罪木ぃ、どうすんの? 許すの? 許さないの?」

罪木「……ゆ、許しますぅ……! 許されないのって、凄く辛いからっ……辛い思いをお二人にさせたくないですぅ……!」

女2・3「罪木……」

西園寺「だってさ、良かったねー!」

西園寺「早く失せろ」ぼそっ

女2・3「 」びくっ

女2・3「し、失礼しましたぁああああああああっ!」だだだだっ

罪木「ふ、ふゆぅ……」

西園寺「くすくすっ」




西園寺「あー、今日もいっぱい罪木を虐めた虐めた! 罪木の貴重な男友達を蹴散らしてーっ、無理矢理私のお弁当を罪木に食べさせてーっ、もしかしたら罪木との間に友情が芽生えたかも知れない女共を追っ払ってやったし!」

西園寺「罪木みたいなゲロブタはね、一生私の奴隷になってれば良いんだよっ!」

罪木「えへ、えへへ……」

西園寺「な、何よ」

罪木「西園寺さぁん……私、西園寺さんのこと……すっごく、すっごく大好きですぅ……!」

西園寺「なっ、にゃに言っちぇっ――何言ってんのよ馬鹿っ! このドM! ゲロブタ!」

罪木「えへへ……」

西園寺「……ふんっ、やっぱり罪木には私という御主人様が居なきゃ駄目だねーっ」

罪木「はいっ!」

西園寺「何でいつもみたいに吃らないのよっ!? やっぱりドMだーっ!」

罪木「西園寺さんになら、私何されても……」ぽっ

西園寺「ふ、ふんっ! 言ったね? ちゃんと聞いたからね! 私の言うことは絶対服従だからねーっ!」

罪木「はいっ!」

西園寺「じゃあ今からゲーセン行くよーっ! おらっ、早く行くよ! トロいんだよゲロブタぁっ!」

罪木「は、はぃいっ! えへへ……」



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