駄ン文ロンパ67
2015/02/28 06:00

【いろいろある】


ソニア「控えおろう!」

左右田「はい! ソニアさぁん!」

苗木「……うぅん」

日向「どうした?」

苗木「何というか、左右田先輩を見ていると……」

日向「見ていると?」

苗木「僕のクラスメートを思い出すんだよね、二人程」

日向「二人も?」

苗木「うん、山田君と腐川さんなんだけどね……」

日向「確か超高校級の同人作家と、超高校級の文学少女だっけ」

苗木「うん……」

日向「……何処が似てるんだ? 二人に会ったことあるけど、左右田とは似ても似つかない見た目だったぞ」

苗木「いや、見た目じゃないんだ。中身がね……」

日向「中身……いや、左右田は『擬人化したエンジンたん萌えでござるぅうううううううう!』とか『ど、どうせ俺のこと見下してんだろ! わ、判ってんだよ!』なんて言わない」

苗木「何て想像をしてるの日向先輩!? やめてよ! オタク臭い左右田先輩と陰気な左右田先輩を想像しちゃったじゃないか!」

日向「すまんかった」

苗木「そうじゃなくて、何というか……主従関係?」

日向「主従関係?」

苗木「山田君はやす……セレスさんの、腐川さんは十神君の下僕みたいな位置なんだよ」

日向「下僕……あぁ……」

苗木「セレスさんは女王様のように山田君のことを使ってて、十神君は……腐川さんが勝手に下僕化してて……」

日向「あー……そう考えると左右田って、山田と腐川を足して2で割ったような奴だな」

苗木「だよね、やっぱりそう思うよね」

日向「でも左右田には田中っていうライバルキャラが居るし」

苗木「そうなの?」

日向「左右田が勝手に思ってるだけだけどな。田中としては左右田と仲良くなりたいらしい」

苗木「ライバルか……山田君と腐川さんにはライバルなんて居ないな……寧ろ二人がライバルというか、天敵?」

日向「天敵?」

苗木「サブカル同人作家と、純正文学少女が仲良くなれると思う?」

日向「成る程、無理だな」

苗木「最近はそれなりに折り合いを付けたみたいだけどね」

日向「そうか、なかなかそっちも大変なんだな」

苗木「人が大勢集まれば、そういう問題も出て来るのは仕方ないことだよね」

日向「そうだなぁ」



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