駄ン文ロンパ49
2014/09/19 06:00

【続々・もしあの船の中で絶望S右田和一と一緒だったら】


苗木「ご飯持ってきたよー……あれ、仲良くなったんだね」

KMKR「ふふふ」べったり

左右田「これが仲良くなってるように見えるなら、お前の眼はもう腐っているよ」

苗木「あ、あはは……とりあえずご飯置いておくね。まだ着きそうにないからもうちょっと我慢してね」ばたんっ、がちゃっ

KMKR「ふふふ」なでなで

左右田(……あの扉ぶち壊して出ようかな……)

KMKR「そういえばご飯は何でしょうか」

左右田「さあ」

KMKR「興味無いのですね」

左右田「生ゴミ以外なら何でも良い」

KMKR「逞しいですね……んんっ!?」

左右田「どうした」

KMKR「く、く、草餅があります!!!!!!!!!」

左右田「あー……良かったな」

KMKR「貴方の分の皿にもあります」

左右田「あっそう」

KMKR「草餅……」

左右田「おい涎拭け気持ち悪い」

KMKR「すみません、つい我を忘れてしまいました」

左右田「忘れ過ぎだろ……まあ良いや、とりあえず食うぞ」

KMKR「はい」

左右田「……」もぐもぐ

KMKR「……」もぐもぐ

左右田「……美味いな、このおにぎり」もぐもぐ

KMKR「僕の握ったおにぎりの方が美味しいですよ」もぐもぐ

左右田「何で妙な対抗心燃やすんだよ」もぐもぐ

KMKR「僕はあらゆる才能を持っt」もぐもぐ

左右田「はいはい」もぐもぐ

KMKR「……草餅……!」

左右田「食うの早っ」

KMKR「早く草餅が食べたかったので」

左右田「ふーん……」もぐもぐ

KMKR「草餅……! 頂きます!」もぐもぐ

KMKR「……草餅美味しいっ……!」もぐもぐ

左右田(キャラ崩壊し過ぎだろ……)もぐもぐ

KMKR「この素朴な味わいが堪らない……!」もぐもぐ

左右田「静かに食えよ」

KMKR「すみません」もぐもぐ

左右田「……」もぐもぐ

KMKR「……」ごっくん

左右田「……」ごっくん

KMKR「……」じーっ

左右田「何だよ」

KMKR「草餅……」

左右田「……欲しいのか?」

KMKR「はい」

左右田「……そうだな、何か面白いものをくれたらやるぜ」

KMKR「面白いもの……」ごそごそ

左右田(本気かよ)

KMKR「これはどうでしょう」すっ

左右田「ん? USB?」

KMKR「実はこの中に江ノ島盾子のアルターエゴが入っているんです。面白いでしょう」

左右田「お前草餅一つの為にとんでもないもの出してきたな」

KMKR「草餅は江ノ島より重いんです」

左右田「多分今あの世で江ノ島が『草餅以下とか絶望的ィィィッ!!』ってアヘってるぞ」

KMKR「そんなことよりどうなんですか、草餅と交換してくれるんですか!」

左右田「必死過ぎて引くわ……ほら、草餅」すっ

KMKR「ありがとうございます! ではこのUSBをどうぞ」すっ

左右田「ん」

KMKR「草餅……!」もぐもぐ

左右田(江ノ島のアルターエゴねぇ……)じーっ

左右田「これ、どうするつもりだったんだよ」

KMKR「判りませんか?」もぐもぐ

左右田「……新世界プログラムに突っ込むつもりだったのか?」

KMKR「正解です。なかなか察しが良いですね」もぐもぐ

左右田「……江ノ島なんぞをプログラムにぶち込んで、一体どうするつもりだったんだよ。また絶望を撒き散らすつもりだったのか? それとも……」

KMKR「今考えている方で合ってますよ」もぐもぐ

左右田「……馬鹿じゃねえの。あんなもんと闘うつもりだったのか?」

KMKR「暇潰しにはなるでしょう」もぐもぐ

左右田「はー……大体あのプログラムに入ったら、俺達の記憶は入学前の頃に戻されるんだぞ。お前、日向創に戻るんじゃねえのかよ」

KMKR「それも目的でしたし」もぐもぐ

左右田「……日向創で闘うつもりだったのか? あの絶望的災害女と」

KMKR「まあ」もぐもぐ

左右田「……負け確定だろ」

KMKR「……そうかも知れませんし、そうじゃないかも知れません」ごっくん

左右田「賭けか? 何でも判る天才様が」

KMKR「まあ、そんなところです。未来を賭けた闘い、面白いでしょう?」

左右田「……まあな。で、そんなものを草餅の為に渡したのは何でだ?」

KMKR「草餅が食べたかったので」

左右田「それはもしかしてギャグで言ってんのか?」

KMKR「本心です」

左右田「駄目だ此奴……早くプログラムに入れないと……」



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