「理不尽だなんて、面白いことを言いますのね」



「「「!」」」



突然後ろの方から発された言葉に私達はバッと振り返る


腕を胸下あたりで組んでいた紺色の少女とはにこりと笑ってつづける



「残念なことに、いつどこから厄災は来るかわからないのですのよ?

そんな理不尽ピンチを覆してこそヒーローではなくて?

逆にこんな簡単な理不尽ピンチにも立ち向けないようじゃヒーローだなんてやっていけませんわ。」



ハッキリと言い切ったその子に私も含めたクラスの子たちの顔が不意を突かれたようになる

すごいなぁ...あんなにバッサリと言っちゃうなんて



「そういう事だ。さぁ時間は有限。始めるぞ」




そう言って除籍をかけた個性把握テストが始まった




【第一種目:50m走】

うぁあ。

あの眼鏡君はっやいなぁ!

私も負けてられん!とりあえず服とかを軽くして走る!一番の勝負所はソフトボール投げやな!

よぉし!頑張るぞー!

「あの、」

『へぁ?!はい?!』

突然声かけらえてバッと振り返ると

『(さ、さっきのバッサリ美少女やー!!)』

「次、貴方の番じゃない?」

バッサリ美少女がスタートラインのところを指さして...あぁあああ!!!

『ほ、ほんまや!ありがとう!...ええっと』

「フフッ
四です。四神美。名乗るのが遅くなってごめんなさい。」

うわぁ 近くで見るとより美人やぁ

『スウさん!教えてくれてありがとう!また後でお話ししようね!

あ、麗日お茶子!よろしくね!!』

「はい。お茶子さん。頑張ってくださいね」



よっし!なんか元気出た!頑張ろう!




『(そういえばスウさんの個性ってなんなんやろ…?)』




あれ?そういえスウさんって外人さんなのかな…?


【side Ochako Uraraka END】



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