▽BLEACH▽ヒカルの碁▽モブサイコ100▽BLEACH
棚夏櫂兎/永遠の26歳
髪の色/黒
瞳の色/菫
職業/フリーター
特技/ユウレイが見える
(ちなみに職業、元世界では会社員。特技はハリポタでゴーストに囲まれていたせいでついたと思われる)
黒崎医院の隣に『霊とか相談所』という得体の知れない建物が建った。
「お兄ちゃんお隣さんに差し入れ持っていってよー」
「何でオレが…」
「お隣さんに会ってないのお兄ちゃんだけだもん。引っ越し蕎麦のお礼も言ってきてね」
まだ了承も何もしていないのに、遊子は一護におでんの入ったタッパーを渡し、また忙しそうに台所へと戻っていった。
「……はぁ」
自分が行くほかあるまい。足取りは重い。だいたい、霊「とか」とはなんだ、「とか」とは。
建物は白を基調とした少し小洒落た佇まいだ。呼び鈴をならせば暫くして玄関が開いた
「あ、黒崎君」
「うぇっ?! 棚夏!」
「先生を付けなさいと何度言えば分かるんだ」
一護はぺし、と頭をはたかれた。棚夏は、高校に月一くらいの間隔で訪れる心理カウンセラーの先生だ。とはいっても、本人の人の良さと話のしやすさで、いつも彼が訪れた日の昼休みや放課後は、カウンセラーとは名ばかりのおしゃべりを楽しむお茶会が開かれている。
一護は問題児として何度か彼と半強制的に話をさせられる機会があったのだが、話の内容もそう重いものではなく、むしろ周りの大人達の一護への誤解に憤していた。そして、一護と同じく霊の見える一人として、一護の数少ない相談相手になってくれていた。
彼が開業しているというならば、『霊とか相談所』という名にも至極納得いった。
「でもここ、何してんだ?」
家の中に招かれ、お茶菓子と紅茶を出された一護は、家の中をきょろきょろと見回しながらきいた。
「ん、霊の相談受けてるよ」
「そのまんまかよ」
「ははは、霊以外にも恋愛、対人関係、人生、勉強、仕事なんかの相談も受けてる…というかそっちの相談の方が多いなあ」
‡
「あれ、黒崎君銃刀法違反だー」
一護を指差しケラケラと笑う櫂兎に、側に迫っていた虚が大口を開けた。
「棚夏!」
櫂兎は危なげもなくその場を跳んだかと思うと、虚の顔面に踵を落とした。音をたてて虚がその場に崩れた。
「一護…彼奴は何者だ?!」
ルキアに問われるが、答えられるはずもない。
(魂送は出来ないので死神さんたちにお任せです)
▽ヒカルの碁「ぶっ」
ヒカルがネットカフェから出ようとしていたところで、後ろにいた佐為が、前方から来た男性にぶつかり、男性は後ろへ転んでしまった。
「うわっ、ごめんなさいっ!」(ったく佐為何してんだよ)
(いえ、ヒカル! さっきちゃんと見てましたか? 私があの人にぶつかったんですよ!?)
(それがどうした…って、すり抜けなかったのか!!)
「痛たた…あれ、平安貴族?」
うった頭をさすりながら、男は佐為の方を真っ直ぐに指差して言った。
(佐為がみみみみ、見えてる――っ!)
※ 夢主は胡散臭い「霊とか相談所」をやっています。夢主は幽霊が何故か通り抜けられません。
▽モブサイコ100「名前が被った…だと…」
街中に掲げられた『霊とか相談所』の看板を見上げて、櫂兎は唖然とした。
(そうか、何となく思いついた名前だったけど、それってこれ見てたからか…無意識だったな…)
そのままそこを離れ、何気なく河原を歩いていると、ジョギング中のとても中学生には見えない中学生集団を発見する。そこに知り合いの姿をみつけ、櫂兎は駆け寄り一緒になって走りはじめた。
「ムサシ君、例の部活成立したんだってね、おめでとう」
「ああ、棚夏さん。新入部員も増えました」
「それはまためでたい。時間とれたらプロテインでも差し入れようかなー」
彼らは肉体改造部。青春を筋肉と謳歌する中学生集団だ。
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