HUNTER×HUNTER
棚夏櫂兎
第一期ハンター試験合格者第一号、年齢不詳、1999年現在健在
ハンター教会の創設にも尽力した。
主な功績は国際医療機関の設立、国際人民データ機構プログラム作成、文化遺産保護団体・希少動物保護団体の創設、少数民族保護宣言の発表などなど
三ツ星ハンターと比較しても遜色ない働きだが、彼は星なしであり、その理由は明らかにはされていない。――電脳ページのある一項目より


HUNTER×HUNTER


今日も彼は瞑想していた。これで数百年は経とうというのに、精孔は開かない。無理矢理起こすことは何度も試し、背中を思いっきり押された勢いで海を越え隣りの大陸にだって吹っ飛ばされたことがある。が、開かない。そして


「これは幽霊見えなけりゃ効かないみたいな原理か?」


櫂兎へ向けられる念は一切効果を発揮しない。具現化されたものすら見えない。


「幽霊は見えるのに」


何とも不思議な話だ。とりあえずそのせいで裏試験に合格できず正式なハンターとしては認められていない。
不思議といえばもう一つ。俺の知ってる原作と違う。――俺と同じく他世界から訪れ、それぞればらばらに原作介入している人間が複数いるらしいのだ。


「287期、どうなるよ?」


※ 妹ちゃんがハンター夢を読み漁っていた影響で、飛んだ先でも異変があったようです。夢小説慣れしていないと謎の流れかと思います。ハンター夢あるあるを書いてみてます




▽開始前
「何その『見学者』って札」


「あれ、ハンター試験って一般の見学もできるんだぜ? 試験介入は禁止で命の保証もないけど」


「へぇ…」


(見学以前に一般人が会場にたどり着けるのか…?)


×


「マーメンさ〜ん(小声」


「櫂兎さん、今年もいらっしゃったんですね」


「うん、それでこのメモの内容試験開始10分前くらいに放送してほしいんだけど…」


「…? わかりました」


〜10分前〜


「えー、ハンター試験にお集まり中の皆様に豆知識という名のお知らせです」


一同(豆か、豆だけにか!)


「国際人民データ機構には国に申請のち複数審査通過で新規登録することができます。ハンター試験よりも難易度は非常にとてもかなり低いです」


数名「なんだって?!」


半ば叫び声にも似た声を上げる数名、きっとよくある『戸籍がないからハンター試験受ける』パターンのみなさんだろうなと櫂兎は遠い目をした




▽一次試験
「オレキルア」


「オレはゴン!」


「私アキラ!」


「俺セージ」


「ぶっ」


(自己紹介大会みたいになってる…)


櫂兎は腹を抱えた。遠くからゴンとキルアをほほえましいもの見る目で見ている人もちらほらいる。きっと傍観派の人なんだろう




▽詐欺師の塒
櫂兎はのちにこう語った。


「ヒソカさんトランプいろんな人に飛ばしすぎだと思いました」





▽二次試験
「メンチちゃん、久しぶり」


「櫂兎兄さん! く、相変わらずきれいな肌がうらやましいわ…」


「あ、あはは…」


×


「二次試験後半の料理審査、合格者は0!! よ」


(形だけあっててもだめって…さすが厳しい。寿司知ってた受験者の自信全部剥いでいったよ…。奇抜なアレンジとか前半の豚使った寿司もあったのに。取り寄せ系の念持ちが職人の作った完成品用意していたけど、握ってから時間たっちゃってたのが惜しかったな)


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