聖夜と悪魔と、私(1) 明日はクリスマス。 彼氏も居なければ家族でクリスマスを祝うわけでもない私にはどうでもいい行事だけれど、みんなはそうでもないらしい。 明日はテニス部の練習が休みだから我先にと切原先輩と過ごそうとしている女子ばかり。今も切原先輩にアポを取っている私のクラスの美女。でもあっさり振られたらしいけど。 「どいつもこいつもクリスマスなんてくだらねぇ事に浮かれやがって」 そう言いながら私の中を突いてくる切原先輩。 最早お決まりとなった空き教室での行為。多少の快感を得られるようになったものの、まだ慣れないこの行為が嫌で嫌で仕方なかった。 でも最近学んだ事がある。私が激しい抵抗をしなければ切原先輩は最初の頃のように私を殴ったりしてこない。でも乳首を噛まれたりクリトリスを潰される痛みや、未だ慣れない異物を挿入されている感じが嫌で、涙は零れたし苦痛に歪む表情もしているのだろう。 でもそれは切原先輩を逆に喜ばせる材料にしかならないらしい。最初は泣けば叩かれていたのに今では「ウゼェ」と言うだけで暴力を振るったりはしてこなくなった。 このまま耐えていれば早く終わる、そう思えばこの行為もそれなりに我慢出来るようになっていた。 「あ、あっ…、せんぱ…、そんなにしたら、駄目…っ!」 「イイの間違いだろ?お前のまんこ、俺のちんこを美味そうにくわえてるぜ?」 「はぁっ…、あ、あぁっ、もう、だめぇっ…!」 「イけよ。俺のちんこでイきまくって、善がり狂っちまいな…!」 切原先輩の熱が中で弾けて、ドクドクと精子が吐き出される。 出したばかりなのに切原先輩のそれはまだ上を向いて硬く立ち上がっていた。先輩はそれを私にくわえさせて喉の奥まで押し込んできた。 「舐めて綺麗にしろ。お前のまん汁と、お前が大好きな精液、ちゃんと舐めろよ?」 「ふう…、んっ」 出るまで抜いてもらえないと思って口の中のペニスを必死にしゃぶった。切原先輩に教わった通り、強めに吸って、根元に手を添えて扱いて、先端を舐めた。 「は…っ、俺が教えた通り、よく出来てんじゃん…っ」 「んん、んっ」 「…っ、ちょっと待て」 そう言って私の口からペニスを抜いた切原先輩。その顔からはいつもみたいな余裕そうな表情は少ししか伺えなかったけれど、またいつもの切原先輩の表情に戻って、私の胸にペニスを押し当ててきた。 「パイズリ、しろよ。あいつらにもさせてただろ?」 「あ、あれは未遂で…っ」 「んな事どうだっていいんだよ。おら、早くしろ」 そう言って私の胸を自らの手で寄せて、ペニスを入れて挟んだ。 「お前が自分で胸寄せて動かせ」 「はい…、んっ…」 切原先輩のペニスを胸で包んで上下に動かしてみた。熱くて硬いのを私の胸で愛撫している。自分の子宮が疼くのがわかった。 だんだん荒くなる先輩の呼吸に合わせて私も胸を激しく動かす。先端からは透明な汁が出てきて、それがクチュクチュと厭らしい音を立てた。 「はぁ…っ、口も、使え…っ」 そう言われて素直にペニスを口に含んで激しくしゃぶりついた。胸で扱きながら切原先輩のモノをくわえている…その図が厭らしすぎて私は夢中でペニスを扱いた。 「ん、ふぅっ、んっ」 「あ…っ!出る…っ」 「ん…っ!」 切原先輩は射精する直前に私の口からペニスを抜いて、胸に思い切り精液をかけた。少しだけ顔にもかかってしまい、慌てて拭おうとしたら切原先輩の手によって制止された。そしていきなり聞こえたシャッター音。携帯のカメラで精液だらけの自分を撮られてしまったのだ。 「はっ、すっげーやらしい。顔射してみたかったんだよな」 「あ、あの…、もう拭いていいですか…?ヌルヌルして気持ち悪いです…」 「…俺としてはもう少し精子だらけの巨乳を堪能したかったけどな。まあいいや、おらとっとと立て」 いそいそと着替えてる間に感じた違和感。そういえばいつもはセックスが終わったら私を置いてとっとと行ってしまうのに、切原先輩は私が着替えるのを待っていた。 「着替え終わったか?ほら行くぞ」 そう言って私の前を歩き出した切原先輩。そこに私は違和感しか感じられなかった。 悪魔の考えている事…そんなの私には微塵も分からない。 20120105 <<|back|>> |