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※記号・顔文字を使用している箇所もあります。
苦手な方はご注意を。


∴(〈●〉〈●〉)


※顔文字が蔓延っていますので苦手な方はご注意下さい。






『(〈●〉〈●〉)』

「わっビックリした」

『なんという事だ佐伯くん(〈●〉〈●〉)』

「顔、顔。戻そうな」

『おっと失礼(`・ω´・)』

「うーん…まぁ、さっきよりマシか」

『ところで本題なんだけど…って帰ろうとすんなよコルァ』

「え、だってこれから部活だし」

『友達の一大事と部活どっちが大切よ!』

「見ての通り」

『(´・ω・)』

「…ハァ…(電話中)あ、世良?悪いんだけど、今日の部活少し遅れる。鷹匠さんにも伝えておいてくれないか」

『さえっきゅん…!(;_;)』

「だから顔。で、どうした?」

『あのね、……え、と』

「…そんなに真剣な話だったのか?ここじゃ話し辛いなら、場所を変えても…」

『ごめん…』

「謝るなよ、相談くらいなら―――」


『…何言おうとしたか忘れちゃった』

「(´・ω・`)」


(帰る)

(マジすまんかった後悔も反省もしてるからちょっと待ってぇぇぇ)


2011/02/16 22:04


∴とある男の憂鬱?



なーんか、最近オレの周りが騒がしいんだよな。

いや、騒がしいっつーかそわそわしてる?

別に賑やかなのはキライじゃないし(むしろ好きだし)何か企んでるならオレも一緒に参加したいのに…。


「おーい荒木ー織田ぁー!何の話してんだ?」

「げ、マコ」

「あ、ああ兵藤。大したことではないから気にするな。じゃあまた」

「あ、おい…」


不自然丸出しでそそくさと逃げていった級友たち。
荒木、お前“げ”はないだろ“げ”は!


「あ!じゅんぺー!遊ぼーぜ…」

「ようマコ今日もいい天気だな絶好の部活日和だぜそれじゃな!」

「早っ!?てか何を急いでんだよ!?」


息継ぎなしで言い切った悪友にもまともに取り合ってもらえない。


「お、駆聞いてくれよー!織田たちのひどさと言ったら…」

「す、すみませんマコさん!急いでるんで、失礼します!」

「お前までオレを見捨てるのか…!?」

「マコさん…」

「目を覚ましなさい駆」

『危なー。先輩の天然チワワ攻撃って効果絶大ですね』

「オレお前らの先輩だよな?てか何でそんなに隠そうとするんだよ!?」


あと少しで構ってくれそうだった唯一の良心も、手堅いマネージャー達によって壁を張られてしまった。

勢い余って噛みつけば、モデルの様に愛らしい顔を引き立てる笑顔が広がる。

「残念ながら企業秘密です」

『あともうちょっと、待っていて下さいね?』


謎の言葉を残して、後輩達は去っていった。



それから一日、先輩にも岩城ちゃんにも…サッカー部の人々にことごとく避けられたオレは超絶不機嫌である。
何なんだ一体、オレ知らない内に何かやっちまったか?

それでもこんな避け方ってアリかよ!?
オレだってちゃんと傷付くんだぜ!?


「…せっかくオレの誕生日だってのに」

『なんだ、分かってるんじゃないですか』

「……あれ、お前どうして」

『一方的ですみませんが、荒木さんが糖分不足で暴れまわって手がつけられないので助けて下さい』

「は?荒木が?」

『隙をつかれた織田さんや火野さんの犠牲を無駄にするつもりですかマコさん』

「いやいや言ってる意味が…って引っ張んな!」


この小さい体のどこにそんな力があるのだろう、ぐいぐいオレの袖を引く彼女。
大人しく着いていった先は、慣れ親しんだ部室。

「…荒木が暴れてるにしちゃ静か過ぎねーか?」

『マコさんって鋭いんですか鈍いんですか?ややこしいなぁもう』

「あれ馬鹿にされてる…」


後輩の冷めた視線を浴びながら恐る恐るドアノブに手をかける。
すると彼女の声が少しだけ柔らかくなった気がした。


『何のために今日一日避けられていたか、今日が何の日か、いい加減結び付けましょうね?
きっとイライラなんて吹っ飛んじゃいますから』


扉を開けた瞬間、背を押され前のめりになったオレをたくさんの笑顔が出迎えた。


「「「HappyBirthday」」」


不機嫌?何それ美味いの?

今日のオレは最高に幸せ絶頂です。



−−−−−

後れ馳せながらマコさんハピバ!(2/6)

2011/02/09 00:35


∴お勉強会in江ノ高



『階差数列とかまじ消滅すればいいと思うんだ…』

「数学的帰納法ってなんだよそもそも数学に証明とか要らねぇだろ…」

「ぐだぐだ言ってる暇があるなら手を動かせ」

『何にも考えないでシャーペン動かしたら真っ黒でノートが汚くなりました織田先生ー』

「消しゴムかけてたらノートが切れちまったぜ織田先生ー」

「お前らみたいなバカには難しかったんだな。言い直そう、有効的に手を動かせアホ」

『えー、有効的にだって荒木。どうする?』

「マッサージで血行よくすりゃいんじゃね?」

『あ!あたしすごいツボ知ってるよ』

「…っ誰のために勉強会を開いたと思ってるんだお前らぁぁぁぁ!!」


『だって織田、数学がこの世で一番嫌いなあたしに数学を勉強しろなんて、地獄に堕ちろと同じことだよ』

「二度と地上に帰ってくるな」

「菓子さえあればやる気満々なんだけどなー織田?」

「寝言は寝てから言え、そしてそのまま起きるな」

『まーまー落ち着きなって』

「至って冷静だが」

「なぁ、カラオケ行かね?」

『とうとう荒木が現実を逃げ出そうと』

「さっきからお前らは何なんだ!?赤点呼び出しくらったから勉強教えろと泣きついてきたのはそっちだろう!!」

「最初はそのつもりだったんだけど…」

「何だ言ってみろ20文字以内で」

『文系どころか理系も出来る織田がムカつきました』

「20文字越えたな」

『あっ。…テヘッやらかしたー』



「…ふ、そうだな。きっと勉強漬けで疲労が溜まったんだろうな」

「そうそう!そうなんだよー!だから気晴らしに遊びに…」

「そんなお前らに少しでも集中を求めた俺が浅はかだったよ…」

『お、織田センセー?』

「よし分かった。疲れたお前らに俺から素敵な贈り物をしてやろう」

「いや、それハリセンだよな!?」

『お気持ちだけで結構ですマジで!』

「心配するな、極楽浄土に送ってやる」

「『召されるーーーーー!!』」



−−−−

文理両方出来る織田さんだったら素敵ですよね。
数Bがなくなれば良いと思ってるのは勿論私です。


2011/02/05 14:03


∴皇帝'Sバースデイ



『飛鳥誕生日おめっとー!』

「「おめでとー!」」

「「おめでとうございます飛鳥さんっ!」」


「…何だお前たちの手にあるものは」

『パイですが』

「ああ、それが世間一般のパイなら俺も素直に受け取るさ。だがどう考えてもパイ投げ用の奴だろう」

『そうとも言う』

「そうとしか言わない」

「かったいな飛鳥ぁー今日は無礼講だぜ?」

「そうだそうだ!」

「俺の誕生日は夜の飲み会か?真屋、白鳥」

『おお、今日の飛鳥はツッコミ使用だ』

「茶化すな。ふざけが過ぎているぞ」


「す、すみません飛鳥さん!オレが言い出したんです!」

「タク…?」

「飛鳥さん、いつもオレたちのこと気遣ってくれるから…ちょっとでも息抜き出来たらいいなって…。でも、やっぱり迷惑でしたよね。すんません…!」

「蝦夷だけのせいじゃありません…オレの配慮が足りなかったです。すみません飛鳥さん!」

「…鬼丸」

「あーあ、また気ぃ張っちゃって」

「ホント俺らのキャプテンは器用貧乏だな」

『飛鳥、誕生日くらい肩の力抜きなよ』


「お前たち…そうだな、たまにはばか騒ぎも悪くな」

『よっしゃ皇帝のお許しが出たぞ!者共かかれぃ!』


「「「「そおいっ!」」」」

バッ

「フン、そんなベタな展開は予想済みだ!」

ベシャァッ
(飛鳥さんの神業でパイが投げ返されました)


『なっ…カウンター、だと!?』


「くっ…流石は、飛鳥だぜ…」

『ま、真屋ぁぁぁーー!顔面パイまみれが笑いを誘う真屋ーー!死ぬなー!』

「うわ、パイ不味っ」

『今日はお前が天然ポジションなの白鳥!?』

「やっぱり飛鳥さんは俺の目標です…一生ついていきます…ゲフッ」

『忠犬か!たかがパイ位で逝くなオニギリー!』

「飛鳥さんが楽しそうで良かっ…」

『だから忠犬かタク坊!』


「…さて、俺に言うべきことがあるよな?」

『飛鳥の会心の笑みが怖いデス』

「あるよな?」

『う…

申し訳ありませんでした!
(訳:お誕生日おめでとうございます)』

「分かればよろしい」


−−−

(というか俺の誕生日は昨日だ)

(本当にごめんなさい!!)


−−−

何も言わないで下さい、飛鳥さんすみません。

事の発端はこの会話。

蝦夷「誕生日パーティーって何すればいいんスかね?」

真屋「え、パイ投げとか?」

『なにそれ超楽しそう』




2011/01/09 21:06


∴鷹匠さんとRPG



「くっ…ここは俺に任せてお前は行け!」

『そんな…瑛を置いていけないよ!』

「バカヤロウ!残られちゃ足手まといなんだよ早く行けって!」

『だって…』

「お前がこの戦いに終止符を打つんだ…大丈夫、お前なら出来る」

『あ、瑛ぁ…っ』

「信じてっからな」





「…なにあの茶番劇。たかがゲームに感情移入してバッカみたい」

「ま、まぁまぁ…ていうか鷹匠さんは絶対からかってるよな(先輩が不憫だ…)」



『や、やっぱ無理ー!ライフゲージなくなって動けない!瑛助けて早くっ』

「はぁ!?お前なんのために俺が犠牲になったと思ってンだよ!」

『だから言ったじゃん嫌だって言ったじゃん!?とっとと助けに来いや』

「テメッそれが人にモノを頼む態度かゴラ!」

『うっさいホント来て早く!プリーズギブミー体力!』

「チッ…しゃーねーな、どこにいんだよ今」

『…ココはどこ私はダレ』

「マップで確認くらいしろや!」




(じゃあ何でゲーム音痴の私誘ったの!)
(…おらラスボス倒しに行くぞ!)
(シカトすんな!)


−−−−

一緒にやりたかったんだよ!悪いかコノヤロー!

−−−−

一番RPGしなさそうな人で書いてみた。

二人プレイで最近増えてる、片方が戦闘不能になっても味方が駆けつければ回復出来るってアレです。

便利だと思ってたけど二画面に別れるので見辛いし動きづらいので私は苦手です。


2011/01/08 20:33