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この、バカッ

2013/05/04
本当は好きなんだけど校則違反ばかりするから仕方なく注意していた不良に逆恨みされて強姦されちゃう風紀委員受け

どうして校則違反ばかりするのか。そう聞いたところで、違反してるつもりはねぇ。と、答えられたことしかなかった。風紀委員が、情けない。強く校則を守れという事も出来ずに、ソノホカに公にしていい答えを持っていない。と、そう言い続ける相手に、何も、出来なかった。だからこそ、こんな状況におちいってしまっているのかもしれない。

「う、あっ、」

どうして、なんで。こんなことになってるんだろうか。考えてみたところで、思考はまとまらない。いつも注意していた相手に、どうして、こんなことをされているのか。分からない。否、よく考えてみればすぐにでも、分かることだ。嫌いすぎて、きっと。その先は、考えることの方が恐ろしかった。

(こんなことになるなら、注意しなければよかった)

そう思う一方で、本当にそう思っているのかと自問自答する自分がいることも確かで。自分の感情を、持て余す。

「あっ、は……っ、も、」

男は快楽に弱い。誰がそんなことを言ったのだろうか。その通りだ。こんな風にされて、屈辱よりもなによりも、早く解放されたいと思ってしまっている。

「おま、校則、守れ、よ…っんぁっ」
「……………、」

聞こえてくる息遣いも、自分と同じくらい、荒いように思えた。その後聞こえてきた言葉に、頷いてしまったのある意味、仕方がないことなのではないかと、後日、そんなことを考えながら、頭を抱えてしまった。事実上、あいつの玩具になってしまった俺は、それでも。風紀委員の仲間に感謝されることになった。




(てめぇが俺のモノになつってなら、考えてやるよ)


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