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006~010

2012/07/29
少年Aの戯言/ただの情報屋です/本能に忠実/一連の騒動について/副会長の憂鬱

006:少年Aの戯言
極論だ。0か1しかない、シンプルな生き方には憧れる。ただ、学園生徒の大半が、彼に良い印象を持っていないのも確かなことだ。彼は、その事に気付いているのだろうか。気付いていて、それでも自分のスタンスを貫き通しているのだろうか。嫌いではないが、接点がない方が良い相手であることは確かだ。


007:ただの情報屋です
壊すだけ壊して後は放って辞めていくのが目に見えている。彼の悪癖をどうにかできないだろうかと思った俺は、とりあえずこれ以上彼に逃げ場がないようにしてやろうと考えた。平凡顔の同室君もかわいそうだしな。と、言うわけで情報流出、及び提供。さてさて、人気者のお姫様がどうなるのかが楽しみだ。

008:本能に忠実
お前セフレとか、やめろよ。と、言われたからじゃあお前がどうにかしてくれる?と、言った。そしたらそーゆーのよくないんだぞ!と、言われたからオレの滾った息子を鎮めるには右手だけじゃ不足なんだ。と告げれば、顔を真っ赤にさせて怒り出した。馬鹿か、お前は。右手だけが友達じゃ満足できねーよ。

009:一連の騒動について
今まで特別を作らなかった生徒会長が転入生に興味を示し、好意を持ったと言ったためにこの現象は起きたのではないだろうかと、オレは思う。つまり、同調現象と言うものだ。ただ、まぁそれだと個人攻撃・人身攻撃も起きる。いずれにしても、アイツは悪趣味だ。こうなる事を予想した上で行動したのだから

010:副会長の憂鬱
君が作り物だと言った笑みが、本当の笑みだったら君はどうした?僕にしか分からないことを、何故君が分かるんだ?君は僕か?僕は君か?違うだろう。ああ、むしゃくしゃする。いらいらする。嫌がらせと称して近付いてやろうかと思ったが、尚更厄介になることは分かっていたために、全て忘れる事にした。


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