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わたしはなんだかさいきん毎夜泣いてしまっています。最初はあいつらの理不尽さに呆れ、それはいまに始まったことでもないのに懲りずに絶望するわたしの被害者ぶるところに呆れ、心底じぶんの存在を問ては、いらなくなるのなら最初から作らなければいいのに 最後まで責任もてよ 子供は親を選べないんだ そうやって責任転嫁、じぶんを正当化していました。馬鹿なわたしは容易くじぶんは世界で一番不幸だと、他人に憐れまれるのがいやなくせにじぶんでじぶんを憐れんではじぶんでじぶんに泣いていました。とても惨めな気持ちになりましたが内心の片隅ではどこか高揚していました。人並みのではなく、人並み以上の悲しみを抱いているわたしは誰かに存分に甘やかしてもらえると思っていたのです。いつかきっとじぶんにだけとびきりやさしい白馬の王子様が迎えにきてくれる これはそのための試練であり、かなしみに比例して増える慰めをたくさん享受しようとかなしみを溜め込んでいたのです。でもその一方でそんなことは到底ありえないともわかっ
ていました。夢見るのは体外にしろ お前のような根暗で我が儘でめんどくせえやつには誰も寄ってはこない 精々からだ目当てだろうよ そうやってじぶんでじぶんを見下し蔑んでじぶんでじぶんを嫌っているのです。なのにまたその一方ではわたしはまだまだこれからいくらでも変われるんだとキラキラした想いも抱いているのも確かなのです。この想いは日に日に大きくなってきています。なぜってそれは異世界へ行くからでしょう。わたしはわたしのおもってる以上にあっちに期待しているようです。また、その期待する想い以上にわたしはわたしに期待しているんだとおもいます。わたしはやれるんだ やろうとおもえばなんてもできる子だ いまはまだ本気だしてないだけ そういう見るからに子どもな陳腐な考えにいまのわたしは支えられているのだとおもうのです。馬鹿みたいでしょう。結局わたしはわたしがいちばんわたしをきらいでわたしがいちばんかわいくてだいすきな自意識過剰なやつなのです。醜いとほんとうにおもいます。けれどそん
なわたしはいつか受け入れてくれるひとが現れる そんな幻想がいまのわたしのなかには満ち満ちているのです。つまりはわたしは幻想で構成されています。だからみんなが見ているのはわたしであってわたしではないのです。それはピンクのもやもやした煙です。誰にも掴めません。煙だから。それでも掴めるひとがあらわれるのを待ち望んでいて、これからもずっと渇望していくのです。あぁ、なんだかよくわかりません。何が言いたいのか何を書きたいのか、滅茶苦茶な文章なのはいつものことだけれどいつも以上にごちゃごちゃだ。書き方も変ですね、わたしこんなしゃべり方ふだんしませんのに、きのう窪美澄を読んだせいでしょうか、なんだか気持ち悪いですね。でもなんでかわからないけれどそういうふうに書きたい気分だったのです 世の中わからないことが多すぎますね、ほんとうにわたしはいま、訳も分からず泣いています。泣いているというよりは蛇口を捻ると水が流れるのと同じように泣こうと思ったわけではありませんが、ただただ涙が目からさらさらと溢れ
出ているのです。なぜでしょう、わかりません。わからないのです。わからない。さいきん毎夜こうなのです。なぜでしょう、わかりません。わからないのです。わからない。more
 ふがいないぼくはそらをみた(1103)
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