「御伽噺の夢をみる」
完結しました。
ほぼ一日ペースで書いていたのであっという間でしたね。
何はともあれ読んでくださった皆様、あとがきまで目を通してくださった皆様、ありがとうございました。
個人的には一応きれいにまとまったかなとは思うのですが、面白いと思って頂けていれば何よりです。

補足
「べんきょう」
自室で一人、長ズボンに着替える描写を加えたのですが、これは林間合宿でも長ズボン履いてるから爆豪に変身してもつんつるてんではないよっていう目論見だったのですが、たぶんほとんどの方に伝わっていないと思います。
尺を稼いでいたわけではないんですよ。

「おしらせ」
いくらなんでも家族殺しすぎとちゃう?と思いつつ、おばあちゃんを他界させることで彼女のこの世の未練を断ち切り、身を滅ぼす(爆豪の身代わりになる)行動に繋げることで先生との因果関係が露わになる、という流れです。
無駄死にではないんですよ。

「がっしゅく」
ヴィラン連合の狙いはあくまで爆豪でしたが、彼女もオマケに連れて帰れたらラッキーだね、くらいの感覚です、彼らは。

「ひーろー」
先生は最初から爆豪の気持ちに気付いていたわけではなく、爆豪が彼女を逃がそうとした、守ろうとした時点で気付きました。
全ては偶然の産物なんですよ。
持ってますね。

「くちなし」
死人に口無し。
手持ち無沙汰な方は梔子の花言葉も調べてみてください。
博識ぶることができます。

「めでたし」
おしまい、と迷いましたが…
「はじまりはじまり」と始まっても「おしまいおしまい」とは言わないよな、と思ってこっちを採用しました。
めでたしめでたし。

秘話
何を隠そうこのお話、セクハラ回の「タマついてんのか?」という峰田くんの台詞がすべての発端です。
視覚情報を元に体を形成する、っていう個性の主人公に、バージンかどうか確かめるっていうセクハラ発言面白いかも、と。
でもここまで個性の設定練るならいっそ連載にしちゃおう、みたいな。
なのでセクハラ回を書いた時は自分の中ではもう8割このお話終わっていました。

それからもうひとつ。
もし初めからきちんと読んで下さってる方が居たら気付かれているかもしれませんが、初期段階ではオールフォーワンにまで話をこじつけるつもりありませんでした。心中事件とかも。
ヒーローの両親を亡くしている、洸汰くんと似た境遇でヒーローを目指す主人公、の予定だったのですが、1-Aみんなに愛される子にしたくて、そうなると必然的に話を大きくする必要が出てきて…という具合でこんな形に収まりました。
個人的には、原作沿いって読むのは好きでも書くのは苦手だったのですが、ぽんぽん話が進むので楽しかったです。

あと他人の個性だと悩んでいる彼女に轟から一言言わせてあげたかったのですが、緑谷に全部いいとこ持ってかれました。
考えるより先に口が動いちゃうような仕方ない奴です、緑谷くんは。

豊満
彼の個性について、個人的な考察としては「常に脂肪を吸着している=常にエネルギーを燃焼してる=常に腹が減る=常に何か食ってる」と思っているので、当サイトでは数日まともに食わないと彼はすぐに痩せます。
まぁどんなに気掛かりなことがあろうが腹は減る。って食ってそうですけどね。
かわいいです。

失態
何と言ってもこれです。
オールフォーワンがマスクしてるの忘れて口元の描写してしまったところです。
それと、「おりじん」の皆から主人公に掛けられた言葉一覧。
オールマイトの台詞、原作のほうから引用しているという恥ずかしさ。
もっと彼女と会話させてあげていれば、と、悔いています。

最後に
この先も、彼女は必殺技でベビースタイルを習得してみたりするのかなぁ、とか思っては居ますが、一先ずここまでで一区切りとします。
今後も番外編やIFのほうで爆豪とのその後や、心操や真堂とも絡んで欲しいと思ってます。

P.S.
轟くん、ごめんな。

あとがき

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