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シンドバッドと究極の選択


「今すぐ俺と結婚するか、俺の妻になるか、この飲んだら仮死状態になる薬を飲むか、選んでくれ」
「え、なんですかその究極の選択。ちなみに1番目と2番目は同じ意味です王よ」

シンドバッドから究極の選択を迫られる。驚き恐怖するも何とかのらりくらりと逃げる夢主。だが上のセリフからも分かる通り病んでおられるので、病み率が増すだけです。最初の内は(´・ω・`)な顔でついつい絆されちゃうんだけど、段々と会話がかみ合ってこなくなる。初期症状ですね。周りの八人将も夢主を王宮から出さないようにし始めたら末期症状です。だって王様が大好きで、大切にしている方だもん。危険から護らなくちゃ。間違ってないよね? そしていつの間にか外堀だけが埋められている。早い内に結婚しておけばセーフだが、逃げ続ければアウト。待っているのはバッドエンドだけ。

なんて救いのない話。
夢主は建国当初からいる文官さんか女官さん設定。話し始めたのは最近だけどシンドバッドは昔からずっと夢主の事を知っていて、ずっと見つめていた。そんな王様を馬鹿にしつつ応援していた八人将だからどうしても夢主と王様がくっ付いてほしい。夢主と八人将はほとんど面識がないけど八人将が一方的に夢主を知っているという状態。だから八人将は夢主に勝手に親近感が湧いている。

「ここ最近、八人将の皆様が私の名前を呼び、親しげに挨拶をして下さるのだけれど何故だろう? 意味分からない、とても怖い」

何かしてしまったかとビビる夢主。恐縮してしまうんだけど謙虚で可愛らしいと八人将の皆様勘違い。しまいには王様にまで話しかけられ名前を呼ばれる。震える夢主。悶える王様。そんな事を延々と繰り返し一番上のセリフになるわけである。

一体誰が幸せになるのか分からない。王様は確実におかしいのだが、八人将もどこかおかしい。もちろん1番の被害者は夢主\(^O^)/




2014/07/04 22:28
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