仲良くるんるん

「玲吾…キス、したい。」

吐息がかかるくらいの距離で。

「月永ってキス好きだよな。」

「!べ、別に、そんなんじゃ…んっ…」

触れるだけのキスをした。

「…さ、今日は行くんだろ、学校。」

「玲吾は…」

「俺は放課後に行くけど。」

「んじゃあ、俺もー。」

「…はぁ。」

それならいいか。時計を見たら10時過ぎだった。結構寝たな…

「腹減った。」

「…俺をいただいちゃう?」

たまにこいつは爆弾投下するから厄介なんだよ。

「あほ。飯作る。」

ベッドから降り身体を伸ばす。

「…む。」

むすっと仏頂面だ。ベッドの上に座って動かない。困ったもんだ。

「月永も食べるか?味は保障しないが。」

「ッ食べる!!」

のんびり気ままに月永と過ごした。




―――――――――――――――




夕方までずっと月永と家に居たが突如椚先生から電話があった。今すぐ来いとのこと。用件くらい言ってもいいじゃんか。

俺と月永は二人で仲良く学校に向かった。それはそれは仲睦まじく。なぜか月永はルンルンしていた。


「遅い。」

「えぇ…」

職員室に入って早々怒られた。月永にはユニットの所に行ったから居ない。

「大事な話があると言ったでしょう!」

「すいませんー…」

聞いてなかったなんて言えないよなぁ。

「ったく…貴方に会わせたい人が居るんです。その人も遅刻していますが。」

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