SSS!!
全てタイトルは
アナログワールド様よりお借りしてます
▼グレープジュース
あんたにはこれがお似合いだ、なんて言われて彼が持ってきたのは、
甘いグレープジュース
「子供扱いですね」
「甘やかしたいからな」
不覚にも喜んでしまった自分が悔しい。
(再び結婚式の二次会な福蒼)
▼スミレは朝露に濡れ
ぼんやりと外を眺めていたら、ぐいと引かれてベッドに沈んだ。
「…寂しかったんですか?」
私を抱き込み不機嫌そうな顔をしている彼にそう言えばばつの悪そうな顔をする。
それが愛しい。
スミレが朝露に濡れる美しい日の出来事。
(福蒼)
▼アメジスト
ちょっと、見惚れてしまった。
喧騒から少し離れ、微笑みながら辺りを見守るその姿が、凛として見えたから。
「福田さん?」
「ん?…なんでもない」
高貴なその瞳はまるで宝石。
(結婚式の二次会での福蒼)
▼紫いもケーキ
俺さ、紫いもとかかぼちゃとかさつまいもとかが菓子になってるのに弱いんだよな。
なんて発言はこれを作り終わった今思い出したの、たまたまよ、たまたま。
ラッピングまで揃ってるのも、偶然よ。
たまたま紫いものケーキのレシピを見つけて、たまたま上手にできたから、ちょっと差し入れするだけ。
それだけなんだから!
(ツンデレを目指して失敗した福蒼)
▼紫外線MAX
趣味は読書でインドア思考、アグレッシブな活動なんてバスケくらい。
そんな自分が真夏の海辺の太陽に敵うはずがない。
「黒子?大丈夫か?」
「…大丈夫です」
でも決めたから。
強くなるって。
だから頑張るけどもう少し、君の肩で休憩させて?
(合宿な火黒)
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