SSS!!
全てタイトルは
アナログワールド様よりお借りしてます
▼君がイエスと言うならば
貴方が赤い花を白いというならば、僕の目にその花は純白の綺麗な花に見えるでしょう。
貴方が望みを言うならば、例え僕の能力を越えていても叶えてあげたい。
それぐらい、貴方が好きなんです。
「蒼樹さん…」
お願いです、どうかその瞳に僕を映して…
(福蒼前提の平→蒼)
▼黒船襲来
寝そべって本を読んでいたら一瞬にして視界が暗くなった。
恐る恐る本から目線を上げればにやりと笑っている火神くんが覆い被さっていて。
黒船、襲来。読んでいた本のワンフレーズが頭をよぎる。
「黒子」
降ってきた唇に敵うわけもなく。
(火黒)
▼アスファルト蹴り
真城さんと高木さんと福田さんが3人で盛り上がっている。
ある晴れた日の交差点の信号待ち。
彼は全然、私を見てくれなくて、イライラ。
かんっと、アスファルトを蹴ればヒールの高い音がした。
『こっちを向いてください、福田さん!』
(福蒼)
▼青空キャンディ
柄にもなく、落ち込んでいた。
顔には出てないと思う。そういう性質だから。
でもやっぱり彼にはばれてしまって。
「みーとべ!やる!!」
投げられたのは小さなキャンディ。
「俺の元気注入しといた」
にかっと笑う彼の後ろには、全てを消し去るくらいキレイな青空。
(黒子の水金)
▼朝日に向かえ
頬に日差しを感じて意識が浮上する。
いつの間にか机で眠っていたようで…
慌てて取った携帯に新着メール。
『おつかれ。風邪ひくなよ』と、彼から一言。
朝日の中で私は微笑った。
(福蒼)
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