SSS!!

全てタイトルはアナログワールド様よりお借りしてます



▼土


「あ、つくし」
「もうそんな季節か…」
君と迎える初めての春。
「花見でも行くか?」
「じゃあお弁当作りますね!」
繋いだ手が来年もここにありますように。

(福蒼)


▼幹


どんなに風が吹こうとも
どんなに雨に打たれようとも
どんなに世界が揺らいでも
「貴方が上を向いて真っ直ぐ立っていてくださるなら、いつでも私どもは貴方を支えましょうぞ」

(ぬら組)



▼あの人の髪


「やわらか…」
思っていた以上に柔らかくて細くてさらさらしている髪。
指に絡めてはほどき、を繰り返し。
腕の中ですやすや眠る彼女に内緒で、綺麗な栗色の髪に悪戯。

(福蒼)


▼机


誰もいない教室で、
そっと、触れた、
君の 机
それだけで指先が燃えるように熱かった夕暮れ時。

(青春させてみた火黒)


▼日焼け


あぁやけちゃいそう…
そんな日差しに目を細めるも

「行くぞっ」

嬉しそうに笑う貴方に負けて2人で、意味もなく駆けた。

(青春させてみた福蒼)




prevnext

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -