ガラッ
旭「ハチー、頼みがあるんやけど。」
竹谷「いきなりなんだよ?というか、お前そろそろ部屋戻らねぇと点呼くるぞ。」
旭「一人部屋のハチにしか頼まれへんのよ。ちょっと話聞いてや。」
竹谷「いや、まあ、いいけど。どうした?」
旭「私と一夜を共にしてくれへん?」
竹谷「…………………は?」
旭「いやー、この前カンニングしたんバレてさ。んで、その追試で。」
竹谷「いやいやいやいや。」
旭「ただ、一人部屋の忍たまと一緒に夜を過ごすってだけでええんよ。」
竹谷「え…いや、ちょっと…」
旭「まあ、あかんかったら、は組の誰かとっ捕まえて…」
竹谷「ちょっと待て!……あー!もう!仕方ないな!!」
旭「やったね!おおきに!!」
竹谷「はぁ……って、布団一つしかないけど、…まさか。」
旭「もちろん、一緒の布団で寝るのが条件やね。だって色の授業の一環やもん。」
竹谷「…俺、雷蔵達の部屋に…」
旭「待て待て待て!そんなんしたら、またシナ先生の3時間の説教コースや!!」
竹谷「………。」
旭「腹括ってくれませんか。こんな醜女が添い寝第一号で堪忍やで。」
竹谷「醜女じゃねぇし。…逆にその反対の理由だっつの。」
旭「え、なんて?(モゾモゾ)」
竹谷「早いな!お前!!」
旭「あー、ハチの匂いする。」
竹谷(あぁ、もうこれ徹夜コースだわ。)
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