She will be loved by him. [ 4/6 ]

※ハリー目線


スリザリン寮の名前とグリフィンドール寮の僕は幼馴染だ
そりゃもう寮の違いなんか判らなくなるくらい僕らは仲が良かった
もちろん彼女の瞳は彼女と同じ寮の男に縛られていて
男の視線も彼女に向いていることは知っていた

『ハリー!ハリー!』
「わっ!なんだよ名前」
『ハリーこれ!落としてたよ!』
「おいハリー、これスネイプの課題じゃないか。」
「ほんとだ!ありがとう名前」
「ハリーの首の皮がつながってよかったわね」

廊下の端で息切れした名前を宥めていた

「おいポッター!うちの寮の生徒に何してるんだ」
『ドラコ!』

僕たちの楽しいおしゃべりを邪魔しに奴がきた

「君たちだけの名前じゃない」
『?』

僕はマルフォイを煽るように名前の肩をぎゅっと抱いた

「なにするんだ!」
「何って…幼馴染同士なんだから、こんなことするの当たり前だろ?」
「離せ!」

僕は名前を離してマルフォイと取っ組み合いになる
あわあわとしている名前が僕とマルフォイの間に入った

『二人ともだめ!落ち着こう?』

そんな彼女の困った顔を見て
マルフォイは名前の腕をひっぱってどこかへ走って行った


「ハリー!なんであんなことしたの!」
「…悔しいけど、僕はそれで名前が幸せだったらいいかなと思って」
「君勇者だよ」

ロンは僕を尊敬の眼差しで見つめた
そんな視線に苦笑いをして歩き出すと、ハーマイオニーにシスコンな兄ねと言われた
余計なお世話さ




She will be loved by him.
(彼女は彼によって愛されるだろう)

[*prev] [next#]
top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -