「ハルバートときみ」
『野田〜』
「なんだ」
『野田〜』
「…なんだ」
『野田野田っ!!』
「…貴様は何がしたい!」
目の前で愛刀、ハルバートを振り回す私の愛しい野田
そんな野田に怒られてしまった
『だって野田っておもしろいんだもん』
「なんだと!?刺されたいのか貴様は」
『ちょ…刺さないでよもう』
「じゃあ何がしたい」
何がしたい、といわれても
私は野田と一緒にいることを確信したいだけなのだ
だがそれは野田にとって私はただの邪魔者としか言いようが無い今言っても
また"何を言っているんだ貴様は"というカンジでスルーされる気がする
でもやっぱり野田と一緒にいるって実感したい!!
『野田あ〜〜』
思い切って野田にくっつく
「なっ……貴様!離れろ!!」
野田は思いっきり顔を赤くする
『あれ〜?野田ったら、照れてる?顔赤いよ??』
「こ、これは…さっきまで練習していたからだ!!」
野田の言い訳はともかく、やっぱり野田っていい男だあ…
野田の腹筋に顔を擦り付けながら思う
「い、いい加減に離れろッ!!」
野田にひょい、と体を浮かせられて、木陰に置かれた
「………お前もいい加減自覚しろ…」
『???』
野田は相変わらずの赤い顔を私から背ける
「俺は男で、お前は女なんだからな…ッ」
そんな野田が可愛くてもう一度抱きついた
***
野田かわいい! ハルバートときみ AB!/野田
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