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匪口さんのコスプレした



リクエスト:相手のコスプレして目の前に現れるハロウィン企画

「うわっ、なにその格好!?」
「ヒグチユウヤのドッペルゲンガーです!」
「いやみょうじ だろ?全然似てないし。てか服とかどうしたの?これ、同じ店で買ってきたの?」
「えー!似てるでしょっ!髪もわざわざ切ったのに……。服は作ったんだよー」
「は?切ったの?わざわざ?」
「うん。切った」
「もったいな……何で俺の真似してんの?」
「今日ハロウィンだよ?」
「いや何当然でしょみたいな顔してんの。もっとメジャーなコスプレあっただろ」
「だって去年、全然匪口驚いてくんなかったから」
「それにしても他にあっただろ。……髪もったいねーし」
「やけに髪にこだわるなぁ。そんなにロングの方が良かった?」
「……ポニーテールとかスゲー似合ってたじゃん」
「じゃあ長いときにほめてよ〜!匪口ってばいつも桂木探偵のCMとか広告とかに注目してるからショートが好きなのかと思っちゃったじゃん!それかJKフェチなのかと」
「か、桂木は知り合いだからなんとなく目がいってただけだって!!」
「えっ!?知り合いなの!?サインほしい!!」
「……あのさぁ」
「そうだ!この格好で会いに行けば匪口だと思われてサインもらえるんじゃない?」
「ないから。さっきも言ったけど全然似てないから」
「えーっ!?じゃあホントのホントに髪切り損じゃん!もー、次はもっと早く好みとか教えてよねっ」
「……あのさ、じゃー言うけど」
「なに?」
「ポニーテールとか可愛いってのはホントだけど、さ、別にショートが似合わないとも言ってない」
「えっ」
「つまり、みょうじなら、いーんだよ、なんでも」
「可愛いってこと?」
「……さーね」
「そこは肯定しようよ!」
「ここまで言ったんだからいいだろ!」

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