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0829 女子大生とマルコ


女子大生が電車乗ってる。ほんで向かいの席にマルコとサッチみつけんだ。あー、サラリーマンも休日出勤か、大変だなとかおもってたら、自分が降りる一個前の駅で降りた。したらマルコのほうがなんか落としてった。何かと思ったら名刺ケースうおこれやべんじゃね?
駅員さんに渡してもよかったけど、渡す前に連絡したほうが確実と思い名刺に書いてある番号に電話してみることに。

プルルル
「はい、」
「あ、の、○○大学の○○と申します。えっと、今お時間よろしいですか?」
「は?え、まぁ」
「えっと、今朝、いきの○○線で名刺ケースを落とされたようなんですが…」
「ガタンッ…!………あぁ、落としたみたいだよい…」

電話越しに慌てて立ち上がったような音が聞こえて、後ろから「マルコうるせぇ!」って声が聞こえた。てかよいってなんだよいって。

「あのえっと、駅員さんに渡す前にご連絡した方がいいかと思い、中を見てしまいました。申し訳ありません」
「いや、構わないです。むしろありがとうございますわざわざ」
「いえいえ、それでは駅員さんに渡しておきますね」
「あ、そのことなんですが…」

いきなり敬語になるマルコ。

「すぐ会議がありまして、…そこで必要なんです。仕事が立て込んでいて取りにいけそうもなくて…。誠に申し訳ないのですがお近くにいるようでしたら会社まで持ってきていただけないでしょうか」

主はマルコの言葉にまあどうせ暇だしそこらへんで買い物しようとしてたから二つ返事でおーけーする。

言われた会社をiPhoneのマップでだしながら向かう。むちゃくちゃでかい会社についた。うおおお、大手企業…!こんなとこに就職できたら、…とか考えたら自動ドアがあいて、朝見た奇抜な髪のおっさんが来た。間近でみると背たっけー。

「ありがとうございます。お手数おかけして」
「あ、いえ!平気です、授業も今日はないですし、ここらへんに用事ありましたし」
「ならよかった。…そちらがよろしければ、お礼に今度食事でも」


で、マルコの名刺の裏に手書きでメアドと電話番号が書かれていく。はいって差し出されて、腕時計を確認したマルコが時間だからそれではまた今度。つって去って行く。

「(なんだむだに色気だらだらやおっさん…)」

ちなみにお礼に食事はサッチの入れ知恵。だまって駅員に渡せばいいものをわざわざ連絡してくれるとはどんな子だ。興味あるよいって呟いたマルコになら食事でもして話せばいい、と。

んで食事。楽しく終了。
会計のときにお礼だつってんのに当たり前のように割り勘しようとする主に興味が増すマルコ。

「今日はとても楽しかったです。ありがとうございました」
「俺もだよい。あの、な、……楽しかったなら、また会ってくれるかい?」「あ、えっと、マルコさんがいいなら、ぜひ!」

ちなみに2人のペース。その日のメールのやりとり。
「○○です。今日は食事連れてってくださってありがとうございます。ごちこうさまでした。とても楽しかったです!」
「こちらこそ、楽しんでもらえたならよかったよい。また暇なときにでも付き合ってくれるか?」
「もちろんです。是非お声かけてください!」
っていうメールを2時間くらいかけてやる。2人とも文面みてああちがうこうでもないってやってて返すのが遅れる。

 
三回目くらいからマルコがあ、好きだって気付く。主もなんか気になりだす。
五回目くらいの食事の帰りの車のなかで、

「○○」
「はい、なんですか?マルコさん」
「お前いま彼氏とかいんのかよい」
「いるように見えます?いませんよー」
「へェ………なら作る気は?」
「え?え、うーん…」
「○○」
「はい?」
「好きだよい。よかったら、俺と付き合ってくれないかよい」


よくよく考えたら、むっちゃ腰低いマルコ

そっから付き合い出して、しばらくたって主は一人暮らしだったから半同棲のようなかたちに。家事は半分こ。

みたいな現パロかきたいでも終わらせられない。ところで名刺ケース落とすマルコはどこの電車乗れば会えますか?

2012/08/29 07:35