rabbit 84
second day

「兎京ー、朝飯出来たぞ。」
「……兎京?」


兎京以外の全てのメンバーが起きていた。
あと2、3分すれば朝ごはんも出来る。


「…………」


呼んでも起きない兎京に、サスケはどうしようかと悩んでいた。


「俺が起こそうか?」
「いや…いい。」
「クスクス…わかった。」
「てめっ…!」


重吾は笑いながらサスケの隣を去る。
サスケものそのそと巨大テントの中に入っていった。


「兎京起きろ?」
「……。」
「……ったく…、お前ってそんな朝弱かったか?」
「キスしてくれたら起きるよ。」
「!」


目をつむったままニヤリと笑いそう告げる。


「お前、起きてたのか…」
「寝てるよ?キスしてくれないと起きないもん。」
「っ、お前はなぁ。」


起きる…いや「起きる」気配はなし。
サスケはため息をはく。


「兎京、いーかげんに…」
「どうしてキスしてくれないの?私としたくない?」
「そ、そーゆー訳じゃ…」
「じゃぁなんで?誰も見てなんかいないのに…」
「兎京…」


悲しそうな声で呟く兎京に、サスケが勝てるはずもなく、


「しかた…ねぇなー」
「「………。」」
「ええ〜…」

ほっぺにキスをした。



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