rabbit 83
「サスケぇー、ぎゅっ、てしてぇ」
「はぁ?」
「お願い…!サスケに抱きしめられると落ち着くの…。」
「しかた、ねーな」


ギャップ萌えー、って、違う!!


(なんか…今日の兎京は甘えん坊だな…可愛いからいいけど…って、阿保か俺!調子狂うな。)


ゆっくり兎京の体を抱きしめる。にへー、と嬉しそうにしまりのない笑顔を見せると直ぐさま眠りについてしまった。


「寝たか…。」


聞こえるのは穏やかな寝息。


「ねぇサスケ、」
「あ?」
「兎京ってさ、夜いつもこうなの?"アスカ"にいた時はそんな感じしなかったけど…」
「?」
「いつもんな甘えん坊だったか、って話だよ。」
「あぁー…いや、違うな。夜になっても兎京のまんまだった。今日どうしたんだろうな?」
「それをサスケに聞いたんだよ。」
「疲れたんじゃない?今日も色々あったし…、俺らがいると兎京、サスケとイチャイチャ出来ないしさ。」
「別にイチャイチャしたい訳じゃ…」


何故かサスケは赤くなった。


「ーぁあ、もうやめようぜ?考えてもわかんねーし。明日になったらどうせ元通りだし。」
「たまにはいいね、あーゆー兎京もっ」
「テメー水月ぶっ殺すぞ。」
「いやん怖ーいサスケ君。」
「………火遁…」
「やめろー!」
「またサスケと水月はー…兎京が起きるよ!早く寝なさいっ」
「「…はーい…」」
「へへっ、おもしれーの!」





父である重吾に促され、子供達は眠りに着く。





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