rabbit 61
それからしばらくしてやっと俺は気付いたんだ。ここには……
ここには、クランやアタタカだけじゃねぇ。香燐、重吾…
「…あっはっはっははははは!!」
水月達がいた事を……。
*第三者視点
水月はゲラゲラと笑って一人楽しそうだ。香燐はヘコみ、重吾は顔を赤らめている。
「ふぃー、じゃ年寄りは退散しますかね。」
「ま、ヤってもいいけどあんまり布団汚さないでね。」
「ククククラン!!」
「はーい了解!」
「お前も元気に返事すんな!」
クラン達は爆弾発言を残し、サスケ達のいる部屋を後にした。
「っ…ははははは!!」
赤面してる重吾とヘコむ香燐をよそに、水月は今だ一人大爆笑。
「っハハハ!やるなーサスケ〜」
「うるさい水月!」
水月、こと、白髪の少年。
「彼ってサスケが作ったフォーマンセルの一人?」
「そう!水月!!よろしく兎京、俺の事は水月でいいよー。敬語もいいから。」
「ありがとう水月。」
「こんなやつに敬語使う意味あるかよ。」
兎京が水月と握手をしてる際、そんな言葉を投げてきたのは赤いつんつん髪の女性、
「香燐だ。」
香燐。
「兎京です。美人だなァ〜。サスケなんかと一緒にいるのもったいない!!」
「なっ、…敬語はいい。」
「ありがと、香燐!!」
照れまくりの香燐。
流石世渡り上手の兎京。早くも香燐を手なずけた。
「重吾です。よろしく…タメでいいからね。」
「よろしく、重吾!」
兎京は世渡り上手!
好かれやすいタチらしい。
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