rabbit 62
「今日は珍しく我愛羅来てないんだね。」


サスケのプロポーズ騒動から程なくしたころ、クランと兎京は久しぶりに話し込んでいた。ちなみにサスケとアヤタカはなんだかんだで修業。クランと兎京は縁側でサスケ達の修業をのんびりと見ていた。


「そう毎日来たりしないわよ。」
「でも風影挺からここって道を知ってれば1時間くらいだよね、我愛羅ならなおさら早いんじゃない?」
「まぁ…、忙しいんじゃない?アイツが来てもやる事ないし。」
「ははっ!クランさんもっとデレればいいのに〜」
「断る!――ところであの3人はどうしたんだ?」
「水月と香燐と重吾?…部屋でゆっくりしてるよ。」
「そうか。」
「あ、そだ、アレやってあげるよ。」
「よっしゃ!サンキュー兎京。」
「ううん、私こそありがとう。」


兎京はクランの後に回ると、肩をもみだした。


「やっぱ兎京はうまいなー。」
「でしょ?…にしても大分こってるね。」
「あまり頼めなくてね。皆研究熱心だし。」
「いよっ、副長〜!」
「茶化すなっての。」


ひたすら穏やかな時間が流れる。





そしてあっという間に日は暮れ、夕方になってしまった。


「あはは!香燐ってば全く可愛いんだから〜」
「わっやめろぉ!」
「んふふっ!」


うりうりと香燐の頭をなでほお擦りをする兎京。


「わ〜〜香燐がやられてる。」
「水月〜香燐はツンデレで超可愛いんだよ〜」
「ええ…っ、可愛い!?!?」
「全く兎京のやつ。本当にドSね。」
「クランも人の事言えない様な気が」
「貴方も義足にしてみる?」
「…兎京はいつもあぁなの?」
「相手によるけどね。香燐は見るからにツンデレ隠れMでしょ、だからSになって手なづけてんの。」
「く…詳しい……。」
「兎京は世渡り上手だからねー。」
「うりゃうりゃ〜〜!」
「きゃぁ〜〜〜んっ!」






そんな時、





「…………何してんだ香燐…」
「あーサスケ〜香燐超可愛いよ!」
「ちがっ…あははははははははは!ひゃぁ〜〜〜ーん!」


修業を終えたアヤタカとサスケがやってきた。



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