反省文

こんにちは。山崎退です。
連載初登場なのになんでオレ視点かって?
ちなみに、初登場じゃないからね。
3話でセリフないけど出てるから。
そんなオレ視点で話しが進むのは管理人が悪いのであってオレは悪くないからご了承下さい。

今日は最近入隊した華隊長の1日をレポートしていこうと思います。
言っとくけど、ストーカーじゃないから。
副長命令で、華隊長の1日を観察して報告しろって言われたからだからね

副長は華隊長の事を心配していて、真選組に不満があっても言い出せないんじゃないかと思っているらしい。
だから、困ってそうな事を発見したら報告しろだそうです。

華隊長は、朝8時から救護室に入る。
救護室に入ったとたん隊士達の列が出来る。
これでも列は減った方で、入隊当初は廊下に列をなすぐらい並んでいた。
並ぶ連中が減ったのは局中法度で、仮病で救護室に来たもの切腹というのが増えたのと、もうひとつ。


「お前ら〜、仮病を大怪我に変えてやりやしょうかィ?」


バズーカを片手に沖田隊長の登場だ。
隊長の登場によって、隊士達はワラワラと散っていく。


「沖田隊長、毎回ありがとうございます」

「気にしなくていいですぜィ。お礼はちゅうでいいでさァ」


またまた〜と笑う華隊長。
いや、あの人は本気だよ!!
本気で、華隊長の事狙ってますからね!!
ツッコミを入れたかったが天井裏に潜んでいたため、心の中でツッコむ。
こりゃ、本気で惚れ込んでんなー。沖田隊長。
華隊長鈍感だから気づいてないみたいだけど。

しばらくすると沖田隊長は、会議に出かけた。静かになった救護室に救護隊隊士達が集まった。
救護隊というのは、最近出来た隊で隊員は、怪我をして戦う事が出来なくなった非戦闘員が集まって構成されている。
つまり、華隊長以外の救護隊は医学に関して素人の集まりなのだ。
なので、救護室には日ごろ華隊長しかいない。
救護隊員達は基本自室で勉強し、時々今日みたいに集まって研修をしている状態なのだ。

他の隊士達は、華隊長に近づけて羨ましいと言っているが、この人達は非戦闘員になりたくてなった訳ではなく、ならざるを得なかった人の集まり。
羨ましいと言う人間は、少々不謹慎だとオレは思っている。


「ですので、こういった場合はまず止血をします。では、次に包帯の巻き方を実践しましょう」


2人ペアを作って下さいと促す華隊長。


「隊長〜2人ペア作っても1人余るんですが...」

「では、私と...」

「あ、華隊長。僕友達いないんで組んで貰っていいですか?」

「いや、俺のが友達いないよ」

「オレ今まで友達とか出来た事ねーし」

「いやいや、お前ら友達100人くらいいるじゃん。俺マジで孤独だから」


いやいや俺なんか、と友達いないアピールをしていくアホ隊士達。
てか何!?さっき、めっちゃいい事言っちゃったばっかりなのに!!同情してたのに!!!
こいつら不謹慎の塊じゃねーか!!!!!

結局、ジャンケンで勝ったヤツが華隊長と組む事になったらしく、本気のジャンケン大会が始まった。

やっとの事でペアが決まり、優勝した隊士はよっしゃあぁあぁぁぁ!!!!!!!
と雄叫びをあげた。

てか、なんなのコイツら!???
真面目にやる気あんの!!!???


「では、包帯を巻いてみましょう」


右腕に包帯を巻く隊士達。
華隊長とペアのヤツは鼻の下が伸びっぱなしだった。


「華隊長腕細いッスね〜」

「あ、巻きにくいですか?」

「全然全然!!むしろ巻きやすいというか、スベスベと言うか、柔らかいってゆうか〜!!」


テメー浮かれすぎだろ!!
他の隊士達獣みたいな目でお前の事睨んでんぞ!!!


「そ、そうですか...」


華隊長も若干引いてるし!!
こりゃ、副長に報告だな。
と思っていた矢先...


「華隊長〜!!足の包帯の巻き方も練習したいです!!」

「あ...はい。やりますか?」

「よし、ペア替えしましょう」

「ちょっと待て!!ペアは今のままで問題ないだろーが!!!」

「いや、問題あるね。よっしゃぁあジャンケン...」


また、ジャンケン大会始まったよ。
てか、コイツら医学学ぶ気ゼロだろー!!!!


「よっしゃぁあぁぁぁ!!!!!!!!!!!」


次のジャンケンの勝者が華隊長とペアを組む。


「ちょっと待ってくださいね。裾捲りますので...」


パンツの裾を上げていく華隊長。生足が拝めるなんてぇと隊士達は歓喜の声をあげた。


「し、し、し、し、失礼します!!」


華隊長の足に触れようとした瞬間。
隊士の前に刀が落ちる。


「いっけねェ。刀落としちまった」


またもや沖田隊長。
てか、この人マジで仕事してねぇだろ!!
沖田隊長の登場に顔が引きつる隊士達。


「華さん、体調が悪いんでさァ。ちょっと見てもらえやせんかねェ?あ、お前らは自室で勉強してな。うっとーしいから」


沖田隊長の殺気に気づき、走って救護室を出て行く隊士達。


「沖田隊長。今、研修中ですよ」

「体調が悪いから、来たのにオレを追い出すんですかィ?」

「....分かりました。どこか痛むところはありますか?」

「なんか、胸の当たりが、もやもやするんでさァ。もやもやって言うよりイライラ?あ、でもアイツらがいなくなって良くなりやした」


なんだよ!!それただの嫉妬だろーが!!!
呆れながら見ていると外から副長の声。
いっけね。と救護室のベットに潜り込む沖田隊長。


「お仕事した方がいいんじゃないですか?」

「静かにっ!」


そう言って華隊長をベットに引き込む。


「おい、華。総悟のヤツを...って留守か」


周りを見渡して部屋から出て行く副長。ベットの中に2人がいるなんて思ってもいないだろう。
しばらくすると副長の足音は消えた。


「危ない所でしたねィ」

「今の現状の方が危ないです!!」


ベットに寝かされて沖田隊長に覆いかぶさられる華隊長。
てか、これマズくね?オレここにいちゃいけなくねぇ!!!???


「華さん...」

「お、沖田隊長....」


マズい展開。これ、R指定入ったりしないよね!!??
息を飲んだ瞬間。


「お、沖田隊長.......天井に誰かいます」


バババババババレたぁあぁぁぁああ!!!!
しまった普通にマズい!!
逃げようとした瞬間。
刀が天井につきささった。


「その、地味なオーラはザキですかィ?テメーわかってますよねィ...?」


この後、沖田隊長に追いかけ回されたのはいうまでもない。


華隊長は、みんなから人気すぎて仕事が手に付かない状態です。
特に沖田隊長は惚れ込んでる様子でした。
他にもいろいろ報告したかったんですが沖田隊長にボロボロにされてしまったため、観察出来てません。ごめんなさい。
山崎 退。


「何コレ、反省文んんん!!!!????」

[ 5/8 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -