一日目・続
「ほらほら、スクアーロもそんなかっかしないで!」
「そうだそうだー」
「うしし相変わらずうるせー」
「そうだそうだー」
「ベルセンパーイ、うるささはスクアーロ作戦隊長の数少ない特徴の一つなんですから否定しちゃ可哀そうですよー」
「そうだそうだー」
「う゛ぉ゛おおおい!うるせぇぞルッスーリア、ベル、フラン!!それにお前も一々反応してんじゃねぇ!」
うるせーな。人がせっかく話を聞いていないのを誤魔化そうと相槌を打ってやっていたというのに。
「話聞いてねれんじゃねぇか!!」
「キャー―変態ーー!ロン毛の鮫が心の住宅地に不法侵入してきたわ!!」
「ちょっとスクちゃん!!女の子に何て事するの!!」
「何でテメェも一緒になってやがんだルッスーリア!!」
ルッス―リアさんの背中に隠れるように非難して鮫に暴言を吐く。まぁ、暴言じゃないけどね。小さな子供っていうのは、本当のことを素直に口に出しちゃう生き物だからね。時に子供は残酷ですな。
「あ、本格的に腹減ってきた。ヤバい、死にそう」
「腹減ったくらいで死ぬ奴があるか!!」
「世の中の食べ物がなくて困っている人たちにあやまれぇえええええええ!!」
というか、結構前からピザを呉れって訴えているんですけども。お腹が限界突破しそうなんですけども。
あ、私の発言に深い意味はないのであまり気にしないのが得策かと思われます。
間違った言葉平気で使うしな!!
私が無事(?)にオカマが作ってた料理を食べた後に今まで黙っていたおかげで存在が空気になってた人が口を開く。
あ、決して影が薄いとかではない。だって小説なんだものしゃべらないと意味な…げふげふ
「おい、テメェ。戦えんだろうな」
「Why!?」
ハハハ!思わず英語で聞き返しちまったぜ!喋ったかと思ったらいきなり何言ってんだこいつは!
と思ったけれど決して口には出さない。こいつ頭いかれてんじゃねぇかとか言った暁には私の頭がgotohellだ。
あ、hellって地獄ね。あん?それくらいわかるって?良いじゃねぇか説明クライさせろよ!ちょっと頭良くなった気分を感じてみたいのだよ!
「貴様!ボスを馬鹿にしているのか!!」
「馬鹿にしてねぇよ。お前のことは馬鹿にしてるけどな」
そう言ったら、生物Aは動かなくなった。ハッザマァ!!
「う゛お゛ぉおおい!さっさと答えやがれ!!」
「嫌、ここで戦えないですぅ〜って言ったらどうなるの?家返してくれるの?」
「キモいんでやめて下さい―」
うわ〜この蛙の子は酷いな!ブラックマンだな!!おなかん中も真っ黒だぜきっと。
「さっさと答えろカスが」
「だってよロン毛」
「俺じゃねぇよ!!」
マジでか!この中で一番かすかす呼ばれてそうな人を選んでみたのにまさか自分だったとは!!!
まさに今Σ(Д゚;/)/…エエみたいな感じになっとります。
「えっと、まぁはい。戦えんじゃね?」
「なんだそれは!テメェふざけてんのか!!」
さっきからよくしゃべる鮫だなー
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