校門に入ったらそのまま玄関に突っ走る。



急いで靴を履き替えて、教室に入ると・・・あーやっちゃった。





「おい!さっさと席に着け赤羽!」





うっせーよネズミ男。


ねーうるさいよねーネズミ男ーって隣の人に同意を求める。


あん?と返事をしていらだたしげにこちらを向く隣人さん。




「あれ?獄寺いつから隣になったの?」



「アホかお前!昨日席替えしたろ!」



「えぇ!?席替えしちゃったの!?」



「なに驚いてんだよ」




だ、だってさこういうのはさ、委員長の真似って訳じゃないけどイベントって奴なんじゃないの!?

なのにもう終わってるって・・・終わってるって・・・




「そんな理不尽な事があるかーーー!!」


「うるせぇ」


パコーンとスリッパ的なもので後頭部を叩かれる。

そう、この声は!この行動は!



「リボーン君!!!」




きゃっほーいと言いながら抱きつこうとすると今度はでこピン。うぅ、つれないな・・・




「おい、お前は誰だ!不法侵入者だな!?」



「うっせーよネズミ男!!リボーン君が不法侵入者!?ふざけるな!リボーン君はAngelだ!!」


「あんげり?アホか貴様は!」



「あほはどっちだ!エンジェルだよ!読めねぇのかよネズミ!!」



「というか貴様さっきからネズミネズミと・・・馬鹿にしてるのか!!」





・・・いや、馬鹿にする以外何するんだよ。




「お前・・・退学だ!!!」



「おぉー鯛楽ー。初めて聞いたー。鯛の音楽?」



「いいか、首を洗って待ってろよ!!今校長に話をつけてくるからな!!」






そう言って、ドスドスと足音が聞こえそうな足取りで教室を出て行く根津。





「お前、大丈夫か?」




獄寺にそういわれてハッと我に返る。




「大丈夫じゃない!!」



ぎゅむぅ




「おい、放せ」


「無理」


そう、リボーン君を前にして抱きつかないなんて・・・失礼だよね!!


「楓ちゃん・・・相変わらず・・・」


あ、ツナだ。


「でも、大丈夫なのか?退学って言ってたぞ?」


おぉ、心配してくれるんすか?優しいね山本。

さすが第一人称を裏切らない男NO.1(楓調査)




「んーーーまぁいいんじゃね?」










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