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「楓お茶」
「はい」
「ありがと」
会話以外の音声OFFにして聞くとさ、仲いい感じだよね?あと、映像も無しで。
実際はこんなんじゃないよ?
「楓お茶」
黙々と朝ご飯を食べながら言ってくるからちょっとイラついて、仕返ししてやろうと思った。
てか、何で私の家で平然とご飯を食べているんだこいつは!
「はい」
コップを投げつけてみる。あ、トンファーで砕かれた。
仕方ないからお茶?を入れて渡してやる。
「ありがと」
受け取って、そのままMY父上に。
「ん?くれるの?ありが・・・」
あーあ。飲んじゃったよMY父上。
ダメだろう。飲んじゃいけない雰囲気ぷんぷんだったろう?
「僕をはめようなんて100年早いよ」
「100年後なんて皆生きてませんー」
「頑張ればいけるでしょ」
えっと、今いくつだ?今私は14歳。中二。あ、自己紹介みたいになった。
14だから100年後は114歳。・・・無理に等しいだろう。
「ちなみに委員長さんはどれくらい生きるおつもりで?」
「1000年」
わー馬鹿がいるーみんな逃げてー
「そうねぇ、それじゃあお母さんは頑張って後40年くらいは生きてみようかしら?」
いや、母さん・・・リアルすぎて逆に怖い。
「そうそう、言おうと思ってたんだけど二人とも」
「ん?」
「何?」
「貴方達学校はいいの?」
時計を指差すMY母上。
【AM10:00】
「思いっきり遅刻じゃないですか!!!」
「雲雀君が来た時にもうすでに9時になってたからね」
「どっち道委員長も遅刻!!」
「僕は見回りいってたって言えばどうにでもなるんだよ」
「職権乱用ーーー!!」
今から、ダッシュです。
殺されます。確実に。
誰に?・・・ハゲに。
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