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私、もう限界が近いです。何だって看病される側がこんなに疲れなきゃいけないんですか。おかしいですよ。

可笑しいですよね!?



あ、ちょっとそこ!おかしいからって笑わない!楓ちゃんのガラスのハートにひびが入ります!!



「大丈夫。君のハートは鋼鉄でできてるから」



「委員長、心読まないでください。そして、看病とかいいんで寝かせてください」



「そう、リンゴが食べたいの」




耳大丈夫ですかーーーー!


あ、違う?もしかして頭の方がヤバい感じ?



頭大丈夫ですかーーーー!





「楓、ほら」



「ぐふぅ!?」





口に!口にリンゴが!!しかもなぜに丸ごと!!切れよ!


顎が…顎が外れるぅううううううう!!





「ぷっ」





わ、笑ったな!?いつもならちょっとキュンときちゃうかもしれないシチューショウかも知れないけど、この状況で笑われたら殺意が芽生えるよ!?




「シチュエーションね。言葉覚えな」



「ふぐっ…むぐむぐ…ぷはぁ!なにさらしてくれとんじゃコノヤロォオオオオ!!」



この短時間でリンゴ丸ごとどうやって食ったんだよ!っていうツッコミはしないでね。頑張ったんだよ。




「楓、病人が騒がないで、うるさい。おちおち昼寝もしてられないじゃない」



「ちょっとぉおおお!!看病してくれるんじゃないの!?寝る気満々!?あ、枕とらないで!ごめんなさい!」



「ほら、仕方ないな」



え?何これ?

い、委員長がベットに近づいてきて…何これ!?添い寝!?添い寝フラグですか!!



「ほら、僕がベットで寝るから」




キタ―――――――!!



「楓何やってるの。早く枕もって椅子座って」



「ふざけてんじゃねェよクソガァああああああああ!!!」




期待した私が馬鹿でしたよ!はいそうですよ!


御免ね!みんな御免ね!やっと甘要素がきたな。遅いんだよケッ!って思った人ザマァミロ!嘘!ごめんなさい!




「仕方ない。ほら、リンゴ」



「いや、さっきから気になってたんですけど。なんでリンゴを渡してくるんですか。喋ってる間も何回か受け取ってましたけどもうベットがリンゴの巣見たくなってるんですけど」



「看病って言ったらリンゴでしょ。楽でいいし」


「あぁ〜〜最後のが無きゃちょっとカッコ良かった〜〜」


「楓、元気なんじゃないの?口調戻ってきたけど」


「ん?マジ?」



ヒバード。と委員長が言うとヒバードがゴンと私の頭にクリーンヒット。


最初にヒバードがきたとき見たく、頭をくちばしでごつごつやられる。



「カエデ!ネツナイ!ダイジョブ!ダイジョブ!」



「そ、よかったね楓」



「ま、マジすか!」





つか、あれは熱を測ってたわけね!?決して私を亡き者にしようとかそういう意図はなかったわけね!?




「でも、今日は寝ときな。明日また学校来れないと悪いから」



「え、委員長心配してくれて…」


「雑用係がいない」


「へーへーそうですよねー分かってましたよーー」



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