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えーどうも皆さんおはようございます。

自己紹介はもういいですよね?面ど・・・なんでもないです。



実を言いますと、私は委員長から呼び出しをくらってまして。

しかも、違反者取締りするから遅刻したら殺すって。




あれ?咬むは!?

殺すだけだとよけい恐怖は増すばかり・・・



だから、仕方ないので強硬手段をとります!











「えー現在、障害物に隠れながら移動中・・・」



「おい、テメェ!俺が障害物ってどういう事だ!!」





うるさいな、獄寺。空気読めよ。






「障害物から特殊な音波を確認!直ちに避難します!!」




助けろツナー、とツナを盾にするように進み始める。




「一応聞いとくけどさ、何やってるの?」





おーツナさすが手馴れてるねーてか、表情一つ変えずに言われると逆に怖いよ。





「フォーメーションNGR」


「楓、何やってるの?」



あ、あれ?フォーメーションNGRなかった事にされたぞ!?




「えっと、逃げる」


「誰からだ?」




あ、山本。居たんだ。居たなら喋ろよ




「委員長」


「またなんかしたの?」



ちょ、ツナ君それは酷いぞ!?




「やだなーそれだと、私がいつも何か悪いことしてるみたいじゃん」



「違うの?」

「してんだろ」

「してるのな」




さぁ!誰がどれを言ったか分かるかな?じゃなくて、




「酷い!皆してそんな事いって!」



もういいです!一人で逃げます!といって、そろそろと校門のほうに進んでいく。


その姿、自分から不審者だって名乗っているような物だ。byツナ



校門の前には委員長が立って、風紀委員たちが服装やら頭髪やらをチェックするのを見張ってる。

だから、私は委員長から一番遠い風紀委員のところをさりげなぁく通り抜ければミッションクリア!!



「おはよーございまーす」



それでは、と行こうとするがガシッと腕をつかまれる。


そしてそのまま、腕はギリギリと締め付けられて・・・



「んぎゃあああああ!!痛い痛い痛い!!!」




尋常じゃないくらいの痛みを発した。








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