完パニ! | ナノ



深夜のレスターヴァ城にて

■ ■ ■


 角を曲がったら、妙な光景が目についた。


「……ミモ」
「ありゃペタ」
「……こんなところで何をしている」
「兄さんが約束破ってこっそり城抜けだそーとしてるんで、部屋の前で見張りです」
「抜け出す?」
「はいー。まあ困った兄さんなんで。『アルヴィスアルヴィスー』って」

 彼女の気持ち悪い声真似はとりあえず放っておいて、ペタは扉の前に立つ、小柄な少女の姿を見つめる。

「……苦労するな」
「ま、仕方ないですよねー。この世にたった1人しかいない家族ですし?」
「……本人に言ってやれば喜ぶんじゃないか」
「いやですよー。私、ファントムと兄さんだけは、死んでも喜ばせないって決めてるんで」
「……困った妹だ」






(ガチャ「うおっとミモ?!なんでここに?!」
「兄さんがアルヴィス襲いに行かないようにですよー、ハイ通行止め通行止めー」
「襲いになんて行かねーよ!むしろ襲われt(以下省略)でただ×××(自主規制)して×××(自主規制)されて×××(自主規制)したいと思ってるだけだっての!」
「はいもう完璧アウトですー死んでくださあい、ポイズンロッド最大威力」
「……苦労するな」)





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -