兄が弟を溺愛しすぎなSS集
・雛香がブラコンすぎるSS集
・基本ギャグ
・基本会話のみ
・時間的には黒曜後、リング編直前
その@
綱吉「京子ちゃんに今度こそちゃんと告白したいんだけど、どうやったら上手く伝わるかな…」
雛香「そんなの心から想いを込めて言えば伝わるだろ。自分の気持ちが1番大切なんじゃないの」
綱吉「雛香君…!」
雛香「頑張れよ。現に俺は毎日雛乃に心を込めて『好きだ』って言ってるから」
綱吉「最後の言葉がものすごく余計」
そのA
雛乃「この前、街で『そこのあなた、私とちょっとお茶でもしない?』って言われたんだけど、ビックリして『すみません』って断っちゃったよ〜」
綱吉「うわぁ…(羨望のまなざし)」
雛香「この前、街で『そこのあなた、いっしょに映画でもどう?』って言われたんだけど、『すみません、俺には可愛い弟がいるんで』って断ったよ」
綱吉「うわぁ…(憐れみのまなざし)」
そのB
クラスで王様ゲームをやった時。
クラスメイト(王様)「よっし、なら宮野、おまえ弟とここで抱き合え!」
雛香「えっなにそのご褒美」
クラス全体「えっ」
綱吉「えっ」
そのC
綱吉「雛香君はバレンタインとか、たくさんチョコもらえるんだろうね…」
雛香「そんなん、本当に好きな奴からもらえないと意味ないだろ」
綱吉「えっ…好きな人にもらえなかったの?」
(ていうか雛香君、好きな人いるの?!)
雛香「いや、もらえたよ」
綱吉「えっ、だれ?!」
雛香「雛乃」
綱吉「えっ」
雛香「雛乃」
綱吉「えっ」
雛香「ちなみに俺もあげた」
綱吉「いや聞いてないし」
そのD
雲雀「全く…君のブラコンさには呆れるね。そんなに宮野雛乃のことが好きなの」
雛香「うん」
雲雀「どのくらい」
雛香「高度で言うなら太陽系を越えたその果てまで、深度で言うなら地中深くのマグマを突き抜けさらに反対側の大陸も突き抜け太陽系のその果てまで、幅で言うならこの部屋はもちろんさらに突き抜け宇宙へ飛び出し太陽系のその果てまで」
雲雀(けっこう真面目に気持ち悪い…)
草壁(太陽系しか言ってない…)
そのE
「なー、雛乃」
「なに?雛香」
「俺お前のこと大好きだよ」
「知ってるよ。僕も大好き」
横で昼食中の綱吉・獄寺「「カップルかよ」」
「なーなー、雛乃」
「なあに、雛香」
「俺お前のこと大好きだよ」
「ふふ、知ってるよ、僕も」
「大好き、だから、さ」
「……うん?」
「例えこれから何があったとしても…俺が雛乃のこと大好きだってことは、変わらないから」
「………え?」
「…大好きだよ、雛乃」
誰よりも、
君のことが。
この数日後に、
雛香は並盛から姿を消す。