もし、三虎が…(肉片のif)


私はお前の健気な所に心を奪われた。

どんなに見た目が恐ろしい奴がいようと怖がらず接し、どんなに辛いことをされても人を信じるお前はまるで…私が唯一家族の様に愛したフローゼのようだ。





私はアリアを喰らいたい。









アリアの部屋に入り彼女を押し倒した。

「お前は何を思う?」

私は彼女の腕を引っ張り胸に手を当てさせる。

「み、どら…様は、お腹が減っているのですね…。
大丈夫です、私が今から料理作りますから、それと…もし良ければなのですが…一緒に食べませんか?」

アリアは私の心を知っても尚、私を信じていた。

「三虎様!?ひっ…あ!」

私はアリアの唇に貪りつく。

「あ…いや…三虎…様…ぁあ!」

アリアのドレスを引き裂く。

「私を満たせ。いいな?」

「待って下さいっ!ま…いっあ!ぁああ!」

まだ濡れてもいない彼女の中に自らの欲望をねじ込む。

アリアの手を私の背中に回し、あたかも私を求める様にさせる。

「お前が狂うまで私が与えてやる。」

「待って下さい…!私は、ああ!痛いですっ!やめて下さいっ…!み…どら…さまぁあ!」

私は休み無くアリアに欲望を叩き付ける。

「はぁ、激しっ…そんなに強く…ぁあ、あ!ああ、やら…壊れてしまいま…あ、やあ!」

「壊れろ!壊れてしまえ!私を満たして壊れてしまえ!」

「三虎様…!ああ、こんなの可笑しいですっ!私は貴方様を…くっあ…料理で満たすと…ぁあ!」

私は黙れと言わんばかりに欲望を擦り付ける。

「黙れ、お前は私の獲物だ。私以外の獣には喰らわせはしない。お前は私に満たされる事を光栄に思え、そして、私を満たす努力をしろ。」

「ですが…ぁあ!三虎様の事を私は…あ、愛しておりません…!ごめんなさい、私は…あ!貴方様に満たされたくは無いのです!」

私の心は酷く痛み…腹が空く…。

目の前の食材を喰らう事しか頭に無かった。

「黙れ!黙れ!黙れぇ!私を受け入れろ!私に服従しろ!私の全てを受け止め…汚れろ!」

「あ、いや、何か…くるっ!い、ああああ!」

私はアリアに精子を注ぐと同時に腰を動かす。

「嘘…中に出て…!やぁ!止めて下さいっ!お願いです!抜いて下さいっ!私は三虎様に料理を作れなく…なってしまいます!私はもっと…料理を学びたいのですっ!」

「そんな事はどうでもいい!お前は私の側に居ればいいのだ!私の側で満たせばいいのだ!」

「やぁ…助けて…ー…。」

「私を満たせ…私は、っ…まだ足りないのだ!」

私は無我夢中にアリアを求めた。

義兄の娘のアリアを何度も何度も求めた。










「ボス…もう彼女は気を失っていますよ?」

私はフッと我に返ると扉の前にアルファロの姿。

私は涙でボロボロになったアリアの姿を見てハッとした。

私はとんでもない事をしてしまったと…。




なのに…












「くっ…くははははははははは!!!」

私は大きく笑った。

こんなにこんなに求めてもまだ足りないのだと…。

「なぁ…アルファロ…腹が空いた。今すぐ作らせろ。」

「かしこまりました。」

アルファロが去った後の静かな部屋で一人泣いた。





「どうして…こんなにも…心が空くのだ…!」

心の苦しさで息が絶えそうだ。




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