第八話「騒動」


エンマ大王とぬらりは

話をしながら廊下を歩いていた。

すると

「わっ!」

「地震か?」

ぬらりが言ったように地震が起きた。

するとエンマ大王はぬらりに抱きついた。

「な!

なにするんですか、エンマ大王」

「だってよ…俺

地震だけは苦手なんだよ!」

揺れは長く続き

その間ずっとエンマ大王はぬらりに

しがみついていた。

「大王様、もうおさまりましたよ。

離れて…」

「ぬ、ぬらり?!」

ぬらりが離れるように言おうとしたとき

未来の驚いた声が聞こえた。

「未来?」

エンマ大王がやっと離れて名前を呼んだ。

「あの、これは…

あ!言いません!

二人がそういう仲だったなんて!」

どうやら抱きついているのを見て

誤解したようだ。

「待て、未来!誤解だ!」

ぬらりが慌てて弁解しようとしたが

「未来様〜」

春日がやって来ようとしていた。

「春日!見ちゃダメ!
 
二人の世界なんだから!」

「だ、だから誤解って言ってるだろー?!」

エンマ大王も慌て始めた。


その後、二人の説得により

未来の誤解は解けたが

三人とも疲労した。


to be continued







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