第二話


ケータの家に向かう途中

また変な音がして

世界は元に戻った。

「え?」

「戻ったずら〜」

不思議そうに周りを見る未来の

右腕を嬉しそうにコマさんが抱きつき

「よかったずら〜」

コマ次郎も左腕に抱きついた。

「うん!本当によかった!

これで解決だね!」

「いや…まだ解決していない」

安心した未来の背後から

声が聞こえた。

その声は…

「え?フユニャン?!」

過去にいるはずのフユニャンだった。

「久しぶりだな。

未来、コマさん、コマ次郎」

「本当!久しぶりだね!」

嬉しそうに未来は

フユニャンに近づいた。

「いや、しかし…

再会を喜んでいる場合ではない」

「どういうことずら?」

真剣な表情のフユニャンに

コマ次郎は首を傾げた。

「これは何かしらの妖怪の力が

働いている。

つまり、また起こる可能性が

あると言うことだ!」

「えー」

すっかり安心していた未来は

文句を言わざるを得ない。

「「えー」ではない!

とにかくまずは

ケータのところへ向かおう!」

「オイラ達もちょうどケータに

会いに行くところずら!」

「うん!一緒に行こう!」

提案したフユニャンに

コマさんと未来が笑い

「ああ」

フユニャンも頷いた。


「これは何かしらの妖怪の力が

働いている!」

ケータに会うと、フユニャンは空中で

そう宣言した。

「フユニャン…

なんであんな高いところに飛んでるずら?」

「かっこつけたいんでしょ」

コマさんの問いに、未来は苦笑した。

そしてフユニャンは

エンマ大王に状況を聞こうと提案した。

そしてそこに、USAピョンもやって来る。

イナホらしき女の子が

怪しい薬を調合し始めたと

焦っている様子だった。

「では未来。

一緒に妖魔界へ行かないか?」

「ダメだよ。

未来お姉ちゃんは俺と一緒に

色々調べなくちゃ」

「ミーも未来と一緒にいたいダニ!」

人気者の未来に三人は、そう迫った。

「えっと…私は…」

未来は誰についていくか迷った。




A.フユニャンと妖魔界へ
B.USAピョンとイナホの家へ
C.ケータと調べる







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