20.思い出す(単なる語りです)



――記憶


それは


時に曖昧で


時に明瞭なものだ


だから忘れたい事は記憶の中から消える

だが、楽しい思い出や辛かった、悲しかった思い出は意外と覚えているものだ

記憶には誰もが触れられたくない過去がある


だが、記憶を共有出来るものとの思い出は大体記憶に残る


まぁ、楽しい思い出だけとは限らないが…


それでも良いかと言う気になる

世の中は楽しい事が一割であとは辛い事ばかりだと


そんな言葉を誰かから聞いた事がある様な気がする


だったら楽しい時は思いっきり楽しむ方が良い


辛い数を数えるより楽ことの数を数えよう


そうしたら、思い出す時に幸せな気持ちにきっとなれるから――




      -END-



2012.7.30 完成

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