18.触れる(Lamento ライコノ)
※ライが風邪引いてるドラマCDを見て思い浮かんだ駄文です(笑)
「……ライ」
「…………」
気遣う様に闘牙の名を呼べば何だ…?と言うように目線を俺へ向ける
今や熱が出てきたライの看病をしている
本を正せば俺がライを怒らせてしまったのが悪い
あの時もっと違う接し方法があったのに選択ミスをしてしまったのだ
シュンと耳と尻尾が力無く垂れてしまう程に落ち込んでいた
「…はぁ…」
「ライ…?」
溜め息を吐いたライは俺に手招きをした
――やっぱり怒られるのか
自然とそんな考えに至り恐る恐るライに近付いた
その瞬間ベッドから伸びて来たライの手が俺の手を掴んで俺は重力に逆らえずベッドに顔面からダイブした
「ぇ…っ?!」
馬鹿猫と聞こえて来そうなライと目が合い、俺はライの腕の中にいるのに気が付いた
「ライ…?」
抱き締めたまま動かないライにまさか熱が上がったのかとコツンと額をくっつけるとライが驚いた様に目を見開いたが、直ぐに目が和らいだのに触れることを許されているのだと実感した
その嬉しさに俺は自然とゴロゴロと喉を鳴らしライの頬に擦り寄った
 ̄ ̄ ̄
「入るぞ」
ライの看病すると言ったコノエは着きっきりで何も食べていないのだろうと心配して来たバルドだったがドアを開けて一瞬固まった
「…全く、風邪移っても知らねぇぞ」
そう言ったバルドの目には寄り添って寝るコノエとライの姿が映っていた
-END-
ラッキードッグとlamentoはこの頃ハマってたりします♪
オススメなので見かけたらお手に取ってみてくれたまえw
2012.4.17 完成
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